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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

映画音楽の製作過程を描いた「すばらしき映画音楽たち」

2017-10-20 10:49:05 | 日記
渋谷イメージフォーラムで「すばらしき映画音楽たち」観てきました。このところサイレント映画観る機会が多かったんですが、やはり、あれも、音楽ないと陳腐になってしまう場面もありますからね。
本作によると、映画音楽のエポックメーキング的なものはいくつかあるのですが、最初は1930年代の「ゴジラ」の塔の上で暴れ回るシーンだったとのこと。また、ヒッチコックの「サイコ」で美女が襲われるシーンなどなど、いろいろな場面を登場させ、映画音楽の重要性を説いていきます。私、先日ヒッチコック観たばかりだったので、これまた印象に残りました。
映画は「ライオンキング」でアカデミー賞作曲賞を受賞したハンス・ジマーら40人近くの作曲家をインタビューしながら、進んでいきます。彼らが一様に言うのは、そのプレッシャー。締切りの重圧 作品がどう評価されるか・・・まさに、時間との戦いなんでしょうね。
一方、できあがっていく過程の素晴らしさ。ある部屋の中のできごと。「E.T.」スピルバーグ監督がフィルムを回していく。作曲家のジョン・ウイリアムズが、ピアノでメロディを弾く。そのシンプルなメロディが、やがて、オーケストレーションされた、あのテーマ曲に生まれ変わって行く。このシーン観ただけで、映画観た価値がありました。