三軒茶屋のシアタートラムで上演中の「砂の女」です。
阿部公房の原作を、ケラが上演台本化して、演出したもの。
ケラが夫人の緒川たまきと立ち上げた「ケムリ研究室」の第二回作品です。
冒頭、人形遣いのシーンから始まります。
村人役で出演している廣川三憲らが、
男を操り、状況を説明し、やがて男役の仲村トオルの声に変わっていきます。
愛情の無くなった妻に、嫌がらせの書き置きを残し
砂丘の村に、昆虫採集に来た中学教師の男。
終バスに乗り遅れ、村で一夜を過ごす羽目になる。
案内されたのは、女が一人で住む砂穴の底にある家。
縄梯子を伝って下りていく男。
夜になると、女は砂かきを始め、その作業は延々と続いた。
翌朝、男は、家を出ようとするが、縄梯子がないことに気づく。
そして•••
男は、何度も家からの脱出を試みるが、全て失敗に終わる。
そして、ラスト、子宮外妊娠した女を医者に運ぶため、村人たちの監視の目が緩むが
男は脱出しようとしない。
舞台は、7年の月日が流れたことを示唆して幕となる。
男の焦りと諦観 女のミステリアスさ
滑稽な村人たちの、時に見せる不気味さ
などが表れた面白い舞台でした。
阿部公房の原作を、ケラが上演台本化して、演出したもの。
ケラが夫人の緒川たまきと立ち上げた「ケムリ研究室」の第二回作品です。
冒頭、人形遣いのシーンから始まります。
村人役で出演している廣川三憲らが、
男を操り、状況を説明し、やがて男役の仲村トオルの声に変わっていきます。
愛情の無くなった妻に、嫌がらせの書き置きを残し
砂丘の村に、昆虫採集に来た中学教師の男。
終バスに乗り遅れ、村で一夜を過ごす羽目になる。
案内されたのは、女が一人で住む砂穴の底にある家。
縄梯子を伝って下りていく男。
夜になると、女は砂かきを始め、その作業は延々と続いた。
翌朝、男は、家を出ようとするが、縄梯子がないことに気づく。
そして•••
男は、何度も家からの脱出を試みるが、全て失敗に終わる。
そして、ラスト、子宮外妊娠した女を医者に運ぶため、村人たちの監視の目が緩むが
男は脱出しようとしない。
舞台は、7年の月日が流れたことを示唆して幕となる。
男の焦りと諦観 女のミステリアスさ
滑稽な村人たちの、時に見せる不気味さ
などが表れた面白い舞台でした。