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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

山西惇&倉科カナ 「雨」

2021-09-28 08:35:21 | 日記
世田谷パブリックシアターで、一昨日千秋楽を迎えた「雨」です。
先日観た同じ井上ひさし作の「ムサシ」が素晴らしかったので
急遽観に行く事にしました。
こちらは、栗山民也演出 山西惇 倉科カナ主演です。

両国橋の袂に住む拾い屋の徳(山西)
親孝行屋(こんな仕事あるんですね)の男が、徳を見て言います。
「紅屋の旦那さんですね?」
否定する徳ですが、旦那の喜左衛門が大金持ち しかも
奥さんが飛びきりの美人と訊いて、興味が湧く。
一路、奥州へ。
「天狗に拐われた」と、行方不明になった理由を説明する徳。
奥さんのおたか(倉科)も、信用した様子。
周りからの詮議も、全て
「天狗に拐われてから記憶がない」と言い逃れる。
ここまでが一幕。

二幕は、1ヶ月後。
段々と紅屋の主人が板についてきた徳。
そこへ、両国から男娼の釜六が訪ねてくる。
「金をくれないと正体をバラす」と脅す釜六。
己を守るため、釜六を殺す徳。
さらに、あることから偽者と気付いた芸者の花虫(前田亜季)
これまた、手にかける徳。
そして•••
というお話。

やはり、井上作品は、レベルが高い。
主演の熱演も相まって、素晴らしい舞台に仕上がっていました。