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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

菅原謙二&山本富士子「氷壁」

2021-09-09 09:28:57 | 日記
旧い映画のお話です。
池袋文芸座で上映された「氷壁」
原作は井上靖。
実際にあった事件を題材にしたものということです。
1958年の作品。監督は増村保造です。

山男の魚津(菅原)と小坂(川崎敬三)
元日の朝を前穂高で迎えている。
頂上目指してスタートすると、切れないはずのナイロンザイルが切れて
小坂は滑落してしまう。

実は、前の年の暮れ
小坂には、一つ事件が起きていた。
魚津と小坂 共通の知り合いである常盤美那子(山本)という女性と別れていたのだ。
美那子は結婚していて、小坂と一夜の過ちを犯してしまったのだが
彼に別れを告げ、夫の元に戻った。
心の傷の癒えない小坂だけに、自殺なのでは•••という説もあった。
果たして事故なのか 自殺なのか?
魚津は、小坂の妹(野添ひとみ)と共に真相を追いかける
というお話。

コンパクトにまとめられて、面白い映画でした。
魚津の上司役を演じた山茶花究 
癖のある役の多い方ですが、今回は部下の為に
色々労を取る役。
見慣れないパターンだったので、新鮮でした。