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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「アプローズ、アプローズ!」

2022-08-05 09:41:31 | 日記
ヒューマントラストシネマ有楽町で上映中の
「アプローズ、アプローズ!」です。
スウェーデンで実際起きた話をベースに書かれた映画。
まさに、事実は小説よりも奇なり という感じです。

主人公は、エチエンヌという俳優。
俳優としてうだつが上がらず、家庭も上手くいっていない。
そんな彼に、刑務所の囚人たちに演技のワークショップをしてくれ
という仕事が舞い込む。
彼が選んだ作品は「ゴドーを待ちながら」
言わずと知れたベケットの名作。

5人の囚人たちと芝居作りに励むエチエンヌ。
が、当然、思うようにはいかない。
やがて、囚人たちはカメルという中心的存在のもと、まとまっていく。
ついに、上演。
すったもんだありながら、舞台は、意外に好評。
周囲の反対はあったが、刑務所外での公演も実現させた。
そして、遂にパリ・オペラ座から依頼が。
その当日•••
というお話。

囚人たちは、実は、フラストレーション溜まってました。
舞台では喝采を浴びながら、刑務所に戻ると「全身検査」を受け
プレゼントも受け取ることができない。
そんな危うい状態で臨んだオペラ座公演。
囚人たちの取った行動は•••

ラスト、俳優としては、上がることの出来なかったオペラ座の舞台。
演出家として舞台に上がったエチエンヌの観客への語りかけは
感動的でした。