プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

猿之助 宮沢りえ 段田安則 蜷川演出「元禄港歌」

2016-01-26 15:44:44 | 日記
シアターコクーン「元禄港歌ー千年の恋の森ー」観てきました。初演は35年前ということ。私、秋元松代作 蜷川幸雄演出の「近松心中物語」にはまっていたので、観に行った覚えがあります。確か、主要登場人物は、「近松」と一緒でした。
さて、今回の「元禄」猿之助 宮沢りえ 高橋一生 鈴木杏 段田安則らの出演です。
元禄時代  江戸へ出ていた大家の若旦那信助(段田)が、京の店「筑前屋」へ戻ってきます。が、彼には出生の秘密があり、母親は、次男の万次郎(高橋)を可愛がり、跡を継がせることにしています。そこへ訪れたのが、毎年現れる瞽女の一行 母親の糸栄(猿之助)長女の初音(宮沢)次女の歌春(鈴木)らです。実は、歌春と万次郎は恋仲 信助は、筑前屋の主人と糸栄の間にできた子です。そこに歌春をもらいたいと現れた筑前屋の世話で暮らしている男 これらの人間関係が微妙に絡みあい、大きな悲劇が訪れます。いかにも秋元松代らしい骨太な作品 蜷川テイスト満載のおどろおどろしい演出 そこに昭和の歌姫・美空ひばりが花を添えます。いい舞台でした。

加藤シゲアキ「ピンクとグレー」

2016-01-25 15:44:04 | 日記
現役アイドルが書いた本ということで、あまり期待しないで読んだのですが、なかなかどうして、大したものでした。
大阪から引っ越してきた河田大貴とい小学生が、主人公。彼は、東京に引っ越してきて、鈴木真吾という同級生と友達になります。2人は、大学まで一緒に進み、読モとしてスカウトされ、芸能界入りします。しかし、売れたのは真吾だけ。2人の運命の歯車は、狂っていきます。芸能界の様子など、さすがに現役アイドルらしく、リアルに描いてありました。そして、その渦の中に飲み込まれていく過程も・・・
この著者、まだ渋谷を舞台にした作品書いているので、ぜひ読んでみたいと思います。

大相撲 琴奨菊優勝

2016-01-24 17:41:12 | 日記
10年ぶりの日本出身力士優勝。まさかの琴奨菊でした。思えば、先代琴桜も、引退間近といわれてから連続優勝。奨菊も、その例に倣って欲しいところです。優勝を決め、奨菊が戻ってくる花道。待ち構えて祝福する豊ノ島。美しい場面でした。14日目 千秋楽と良い仕事した稀勢の里にも、一層の奮起を期待したいところです。一方、この2場所、終盤に崩れをみせた白鵬。さすがの絶対王者にも、陰りが見えてきたのでしょうか。来場所以降、どんな展開になるのか?私、まだ白鵬の時代は終わらないと思いますが。

北野武「新しい道徳」

2016-01-23 13:35:05 | 日記
もともと「毒ガス」で売り出したビートたけしの「道徳本」ということで、読んでみました。これが、なかなか興味深い。読みやすいので、あっという間に読み終えました。「道徳は、その時代によって変わる」と、著者は言います。そして、「人それぞれによっても違う」とも。だから、結論として「道徳は自分で作ろう」と。なるほどと思いました。私、たけしさんの思想で、一番共感できるのが、「食い物が旨いとか不味いとかいうのは下品だ」と、母親に言われたという、いわば「恥の文化」みたいな部分です。私のような、まもなく60歳に手が届こうかという人間の多くの根っこには、こうした面があると思います。そういう点では、とても理解しやすい本でした。

演舞場 海老蔵の「弁天娘女男白浪」

2016-01-22 15:56:19 | 日記
新橋演舞場で「新春花形歌舞伎」見てきました。海老蔵 右近 市蔵 笑三郎 獅童の出演で、「白浪五人男」やはり、番傘をさして、花道から登場して勢揃いする場面は、壮観です。また、その「鎌倉稲瀬川」の場での「問われて名乗るもおこがましいが・・・」「さてその次は江の島の岩本院の稚児あがり・・・」「ガキの頃から手癖が悪く・・・」などなどの名台詞 耳馴染みのいい七五調の台詞は、まさに歌舞伎の醍醐味。これ聞くだけで、劇場に足を運んだ甲斐がありました。