今日、うつ病に関するニュースでびっくりするものを発見しました。
労災で療養中に解雇されたのは不当だとして専修大学の元職員の男性(40)が解雇無効を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は8日、「労災保険給付を受けている場合でも、補償金を支払えば解雇できる」との初判断を示した。(時事通信)
と言うものです。
この最高裁判所の判決について、元職員の男性は、「3年で病気が治らないと解雇されるとなれば、何が何でも復帰しなければいけないと思い、心身への負荷がかかって安心して療養できなくなる。司法には、労災で病気になった患者を職場から追い出すのではなく、健康な体で職場復帰して元どおり働かせてくださいと強く言いたい」とコメントし、雇用主である専修大学は「主張が認められたと理解しています」というコメントを出したそうです。
専修大学のコメントは、判決が自分たちの都合良い形になったのですから、当然のコメントでしょうね。
考えたいのは、元職員の男性のコメントです。
私は自分の判断で退職した形になっています。
しかし、実際には、「退院先探しだけやればいい。他の事は必要ない。MSWとして転院先探し以外の事をしたいのなら他病院に行ってもらうしかない」といられ、「辞めろという事か」との問いに対しては「それはこちらからは言えない」と、事実上「そのとおり」という回答をを遠回しに言う。
結局、暗に自主的退職に持って行きたいだけなのがありありでした。
今回の最高裁判決では、私の場合も、「やめろ」とは言っていないので、雇用主都合とは考えないのでしょうね。
うつ病は、現代社会では当たり前のように罹患してしまう病気であり、その原因の大きな一因となっているのは事業者(およびその環境)にあると言えるのではないでしょうか。
その事を重要視するのであれば、うつ病に罹患した方が、いかに健康な状態で社会復帰出来るか、その環境をどう構築していくかが問題なのではないかと思うのですが。
でも、やっぱり現在の社会は大きなものが強い(正義)のようになっているんですね。
日本の裁判所の判決には驚かされる事が時々ありますが、最高裁判所は、誰もが納得出来る判決を出してしかるべき、法の判断を下す最後の砦ではないでしょうか。
そこで個人が軽視されてしまうではたまったものではありません。
私個人としては、元男性職員の男性のコメントに賛成です。
課題は山積されていると思いますが、厚生労働省がそのあたりしっかりと考えて、うつ病に罹患して長期療養を必要とし、それまでの職場を追われた人が社会復帰する際のフォローシステム作りをして欲しいと思います。
労災で療養中に解雇されたのは不当だとして専修大学の元職員の男性(40)が解雇無効を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は8日、「労災保険給付を受けている場合でも、補償金を支払えば解雇できる」との初判断を示した。(時事通信)
と言うものです。
この最高裁判所の判決について、元職員の男性は、「3年で病気が治らないと解雇されるとなれば、何が何でも復帰しなければいけないと思い、心身への負荷がかかって安心して療養できなくなる。司法には、労災で病気になった患者を職場から追い出すのではなく、健康な体で職場復帰して元どおり働かせてくださいと強く言いたい」とコメントし、雇用主である専修大学は「主張が認められたと理解しています」というコメントを出したそうです。
専修大学のコメントは、判決が自分たちの都合良い形になったのですから、当然のコメントでしょうね。
考えたいのは、元職員の男性のコメントです。
私は自分の判断で退職した形になっています。
しかし、実際には、「退院先探しだけやればいい。他の事は必要ない。MSWとして転院先探し以外の事をしたいのなら他病院に行ってもらうしかない」といられ、「辞めろという事か」との問いに対しては「それはこちらからは言えない」と、事実上「そのとおり」という回答をを遠回しに言う。
結局、暗に自主的退職に持って行きたいだけなのがありありでした。
今回の最高裁判決では、私の場合も、「やめろ」とは言っていないので、雇用主都合とは考えないのでしょうね。
うつ病は、現代社会では当たり前のように罹患してしまう病気であり、その原因の大きな一因となっているのは事業者(およびその環境)にあると言えるのではないでしょうか。
その事を重要視するのであれば、うつ病に罹患した方が、いかに健康な状態で社会復帰出来るか、その環境をどう構築していくかが問題なのではないかと思うのですが。
でも、やっぱり現在の社会は大きなものが強い(正義)のようになっているんですね。
日本の裁判所の判決には驚かされる事が時々ありますが、最高裁判所は、誰もが納得出来る判決を出してしかるべき、法の判断を下す最後の砦ではないでしょうか。
そこで個人が軽視されてしまうではたまったものではありません。
私個人としては、元男性職員の男性のコメントに賛成です。
課題は山積されていると思いますが、厚生労働省がそのあたりしっかりと考えて、うつ病に罹患して長期療養を必要とし、それまでの職場を追われた人が社会復帰する際のフォローシステム作りをして欲しいと思います。