腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



ネガティブな思い通り、巨人が5位に転落...

やはり


今朝と言っても先ほどの話になるのですが、今日のブログは何を書こうかと思案してますと、一本の電話が掛かってきました。
埼玉県から。

「カシオの電波ソーラーウォッチですが、数日前から針が全て12時位置から動かない。デジタル表示の日付やその他は正常なのだが...」とのこと。
声の感じからご年配のお客様です。
カシオのサポートセンターが日曜日だから繋がらなくて、ネットで検索してたらうちがヒットしたらしい。

店主「恐らく、針が12時位置から動かないのは電波受信中のサインだと思いますが、何日も動かないのは明らかにおかしいですね。」

お客様「ワシも色々ボタン操作を試しているんですが、全く動かないんです」

店主「取り扱い説明書はお持ちでしょうか?」

お客様「それがあったら見ながらリセットできるんだが、持ってません」

店主「では、裏ブタに四角で囲った4桁の数字は読めますでしょうか?」

お客様「ち、ちょっと待って、虫眼鏡持ってきます」

30秒ほどブランクがあり

お客様「はい、お待たせ。四角の中には3311と書いてありますな」

店主「では、インターネットでその時計の取り扱い説明書を表示できますので、次に言うアドレスにアクセスしてください。お手元に書くものありますでしょうか?」

お客様「はい、どうぞ」

店主「エイチ、ティー、ティー、ピー」

お客様「えいち~、てぃ~、てぃ~、の、ぴー...っと」

店主「コロン、スラッシュ、スラッシュ」
(と言いながら「お分かりになるかな?」と不安になりましたが...)

お客様「ころん、すらっしゅ、すらっしゅね」

店主「casio.jp」

お客様「しー、えー、えす、あい、おー...あぁ、カシオか!んで、どっと、じぇい、ぴー...っと」

この辺りから「ご年配だがなかなかお達者だぞ~」と思い始めます。

店主「え~、その後が...スラッシュ、support...」

お客様「すらっしゅで、えす、ゆー、ぴー、ぴー、おー、あーる、てぃー...なんだ、サポートね」

す、すばらしい!英語にご堪能ですね!

店主「続きまして、もう一度スラッシュ、manualです」

お客様「まだ続くの~?面倒くさいなぁ...えむ、えー、えぬ、ゆー?で、次は?もう私は80を超えてますからのぅ」

段々イライラしてこられたようです(^^;)

...って...(えぇっ!?80を超えてらっしゃるの!?本当にお達者ですね!)

店主「もうちょっとです!その後、/wat/で終わりです!」

お客様「で、これをどうするの?」

店主「このhttp://casio.jp/support/manual/wat/のアドレスにアクセスしていただいて、先ほどの4桁の3311を入力するところがあるので、3311と入れて検索していただければ、お持ちの時計の取扱説明書がダウンロードできますので!」

お客様「あぁ~、そう!ありがとう。やってみますわ」

店主「取り扱い説明書を読まれても解らない場合は、明日にでもカシオのサポートセンターへ聞いてみて下さいませ」

お客様「わかりました。ありがとう」


というやり取りがありました。
いやはや、80歳の会話とは思えない。
うちのおかあちやんだったらコロン、スラッシュ、スラッシュの時点でアウト。

「コロン?香水つけるのか?」って言いますよ。

お年を召されていてもパソコンをテキパキと使いこなせるのは凄いことだと思います。

度々うちの母親を引き合いに出して申し訳ないのだが、携帯のメールですらロクに出来ませんから。
覚えようとかやってみようという気が全くないから、何度説明してもムダ(><)


ま、今朝のお客様なら説明書見たら電波時計のリセットか強制受信の方法くらいすぐお解りになるでしょう。


後期高齢者医療制度撤廃を強く希望する腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
G-ショックなどデジタルウォッチの操作方法が解らない時は、上記のカシオサポートページへアクセスしてみて下さい。カシオの時計だけよ。

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