腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



人類が初めて月面に降り立ってから丁度50年。

1969年7月20日。

店主は2歳児なので全く記憶にない。


アポロ11号の乗組員に公式装備品として支給されたのがオメガのスピードマスタープロフェッショナル(手巻き)。

オメガは“月に行った時計(ムーンウォッチ)”としてスピードマスターを紹介しています。

NASAは時計の採用に際して1965年にスピードマスターの適応テストを行いました。

長時間の温度耐性テスト(93℃からマイナス18℃)、落下テスト、圧力耐性テスト(高圧、低圧)、振動テスト、2日間の酸素濃度100%環境耐性テストなどさまざまな条件下で、スピードマスターは厳しい適正試験をクリア。

飛行士バズ・オルドリンが船長ニール・アームストロングに続いて月面に記念すべき第一歩を踏み出した際、彼の腕にはめられていた時計がスピードマスターです。


あれから50年(きみまろ風)。

嘘か誠かアメリカは再び月に人を送り込む計画を立てているそうで。

中国が今年の1月に月の裏側に無人探査機の着陸を成功させたことにアメリカが相当焦っているらしい。

ちょっと政治的な匂いがプンプンするが、トランプさんは2023年までに(自身の任期中に)ミッションを成功させると鼻息が荒い。

鼻息でロケットを月まで飛ばす気なのかと(笑)


しかし、昨今の宇宙開発ビジネスに力を入れているのは大国だけではない。

民間企業も多く参戦している。

日本も例外ではない。

JAXAとTOYOTAが月面を走行する車を共同開発しているらしい。

夢がありますねぇ。

気軽に月旅行が行ける日はまだもうちょっと先の話でしょうが。


では、修理品のご紹介。
こちら↓

オメガ スピードマスター デイト 自動巻き

大阪府八尾市在住のN様所有。
分解掃除、テンプ調整、パッキン交換、防水検査(日常)を行いました。

カレンダー付きのスピードマスター。

自動巻きは無重力空間ではローター(回転錘)が回らない(もしくは無限に回ってしまう)ので宇宙空間ではご使用になれません。
クォーツか手巻きをご利用くださいませ。

N様大事にお使いくださいませ。


三半規管が小学校の低学年並みなので宇宙旅行の際は相当酔い止めを飲まなければいけない腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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