昼行灯(だった)トキの大雑把なひとりごと

クレヨンしんちゃんよりもユルく生きていた(当面過去系)私の備忘録と、大雑把なひとりごと。時々細かく語ることも。

学生時代

2006-08-29 22:54:30 | Weblog
嫌々ながら入った大学とはいえ、4年間、それなりに充実した学生生活を過ごせました。
といっても、生来の人嫌いですから、バイトやサークル活動に精を出すといったことはなく、専ら「4年で卒業すること」のみを目標にしていました。
そもそも、東北大学に入ったのも、できるだけ学費及び関連経費(通学費等)のかからない大学で学びたかったからに過ぎません。
そのため、履修単位は最低限とし、極力自分の知識が活かせる分野を選択し、労力を減らす、という方針で過ごしました。正直、今になって、「もう少しこの分野を学習しておけば良かった」と思う部分もあります。とはいえ、当時の私の能力からすれば、2つもある外国語対策だけで精一杯で、そこまでの余力はなかったというのも事実。
さて、大学では哲学系を学ぶことにしていた訳ですが、哲学系の必修科目を見てみると、予想外に外国語履修をしなければならない。特に、西洋哲学をやろうとすれば、古代ギリシャ語やラテン語が必須でしたし、インド哲学をやろうとすれば、サンスクリット語やパーリ語が必須。中国哲学なら漢文、というわけで、語学を大変苦手とする私としては、この時点で半ばあきらめざるを得ませんでした。
そこで、次善の策を講じることとなりますが、「宗教学」というのは、毎年選択する学生も5名以下が相場で、競争が激しくなさそうなこと、また、マイナーかつマニアック、もっと言えば「怪しげ」な印象であることが、逆に魅力的でした。
募集定員がいっぱいになることはまずないだろう、との打算で、結局、事前見学はここだけしか行きませんでした。しかし、蓋を開けてみると、男4、女4の合計8名が専攻という意外な結果に。
ちなみに、我々の1学年上と、下2学年は、それぞれ3名。きっちり伝統を守っておりました。
その後は宗教学研究室が哲学系から社会科学系に鞍替えし、大講座制に改組されたため、文化人類学系と併せて1学年20数名が所属する形となったようです。
大講座制になる前は、第2希望以下で回される学生が大半で、同学年でも横の連絡があまりなく、うち何人かは講義に出てこなくなりそのまま退学・・・といったことが多かったようですが、我々世代は人数が多かったので、講義の履修準備や卒論、就職準備等でも、お互いに情報交換しながら、それなりの連帯感を持って取り組める雰囲気がありました。
私自身、同期の友人を大いに頼りにしましたし、、研究テーマのみならず、様々なことを語り合いながら過ごすことで、学生生活から脱落しないで済みました。このことは、大変幸運だったと思っています。
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