東京競馬場で行われた天皇賞・秋(3歳上・GI・芝2000m)は、中団後方でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、直線で外から追い込み、大逃げから粘り込みを図った7番人気パンサラッサ(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)をゴール前で差し切って、これに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒5(良)。
◎イクイノックスが、古馬G1馬らを一蹴し天皇賞・秋を制しました。これで、昨年から続くG1、1番人気の連敗記録もストップ。そして父キタサンブラックとの親子制覇とに初G1勝ちをプレゼントしました。
今年は、この馬が3冠を獲ると昨年末に年賀状書いて友人に送ったのですが、3冠レースでは春の2冠は、どちらも大外18番枠という昔で言う単枠指定のような不利な状況でどちらも2着どまり。とは言え、どちらのレースもほぼ勝っていたようなレースでそのポテンシャルの高さは折り紙つきでした。ただ、体質の弱さもありなかなか順調には使えなかった春からパワーアップしてこの秋を迎えました。
ただ貰いだった菊花賞を蹴ってこちらに参戦。見事な勝利でした。やはりこの馬の一番のセールスポイントは、キレすぎる末脚。このレースも上り32.7の鬼脚で他馬を圧倒しました。順調なら次走はJC。有馬記念よりJCの方が向くはずですが、間隔をとって有馬記念という選択しもあるでしょう。操作性も良さそうだし、今から、エフフォーリア、タイトルホルダーとの最強馬決定戦を早く見てみたいですね。
2着は×パンサラッサ。今日のレースのMVPはこの馬。見ごたえのあるレースにしてくれたこの馬に感謝感謝です。予想時点では、近走のいきっぷりの悪さから、逃げれないかもしれないと思い、捕まるんだろうなぁ・・という思いから5番手の評価でしたが、行けたらしぶとい競馬をすることはわかっていましたが、これほどとは・・。世界を制した先行力は本物でした。今日の馬場もミスプロ系が良く走っていたのものこの馬が残れた要因かもしれません。(キタサンブラック産駒も良く走ってましたが・・)
前半1000m通過はあのサイレンススズカと同じ「57.4」秒。スズカはゴールできませんでしたが、パンサラッサはこの猛ラップで2着に粘ったのは素晴らしいです。逃げ切りの難しいとされる東京コースでこのレースっぷりはこれからも期待したいところですが、予想でも書きましたが、この馬は、おそらく距離短縮でこその馬。距離延長時には軽視して短縮ローテや、同距離の場合に買うように覚えておかねば。
3着にダノンベルーガ。いただいたコメントにも書きましたが、怖いと思っていた1頭にやられました。この馬の末脚が一番怖かったのですがしてやられました。右トモの具合がどんなものか半信半疑でしたが、左回りならこのくらいは走れるということですね。世代トップの末脚の持ち主ですが、中距離ではイクイノックスがいるわけで、今後、同じ舞台で戦うのは厳しいかもしれませんね。G3共同通信杯勝ちのみという実績だけのこの馬が馬券になったのはこの世代が強いからだと思います。ただ、今後、天皇賞・秋は東京1800m重賞勝ちの馬の評価を今以上に評価するべきだと思い知らされました。今日は、川田騎手に上手く乗られました。
4着に〇ジャックドール。もう少し、頑張って伸びてくれたら馬券的中だったのに、残念です・・。パンサラッサのあのペースに付き合わなかったというか、道中4番手に構える展開。札幌記念の結果で、パンサラッサには負けないと踏んだのでしょうか・・?自分は、予想をアップした後に過去のレースを見ていて、ジャックドールの評価を下げて馬券を買っていました。やはり、調教の動きが良く見えなかったのと、札幌記念の結果から、パンサラッサは交わせても後ろからの馬にやられると思ったからです。
結果的には予想した結果ですが、パンサラッサの粘りには勝てませんでしたね。この馬はSペースで伸び伸び走れる条件で逃げてこそでしょうね。厳しいペースでは、持ち味が生きないのかもしれません。日本より、外国のレースの方があってるかもしれませんね。まだ、4歳なので、成長の余地はありますから、もう少し、期待してみたいと思います。
5着に▲シャフリヤール。休み明けの不安が的中してしまいました・・。期待してみましたが次走のJCでの走りに期待ですね。とは言え、次は、さらに強敵揃いですし、なかなか厳しいかもしれませんね・・。
△ポタジェは、13着。最悪の選択でした・・。予想で書いた通りの馬券下手の鏡のような結果です。ここで買うべきではなかったです・・。なんと言っても、見返したら「虎の巻」では消しの判断でしたから・・・(5歳馬の項目でG1連対馬(東京コース)を見落とし・・)。理由も自分でしっかりわかっているのですが、やはり、この馬を買うならダノンベルーガだったなぁ・・・。そして、印的にも5,6番手で抑えるくらいの馬でした。少し、欲目を欠く悪い癖がでました・・。これでは、昨年までと同じパターンです。
秋2戦が上手くいったので、欲をかいてしまいました・・。もっと、フラットに馬を見なければいけないと反省するばかりです・・。
結果、2週連続で大外れ・・・。もう少し、印をうまく回せば、馬連くらいは獲れてたはずで、もっと吟味するべきだったと反省点の多いレースでした。
改訂点が増えたので、「虎の巻」に追記です。
・7歳以上は、その年のG2レース(1800~2000m)を1つは勝っていること。それ以外は×。
・6歳以上の馬で前走で勝っていない馬は× さらに6歳以上で馬券対象になるには、G2(2000m以上)を含む重賞を3勝以上している馬のみ。(G3のみでは、パンチ不足)
・結果、「6歳以上で、前走、重賞勝ちしていない馬は、消し」でOK。
・「5歳馬」は、G1連対馬(東京コース)を除く馬では、年内掲示板を外していないか、前2走のうち、どちらかG2以上のレースで連対している馬のみ。
「4歳馬」は、一番、このレースで相性がいいので、ぶっちゃけ、G1連対馬(2000m以上)なら、買い。それ以外なら、G2レースで連対歴があり、さらに、前走で馬券対象になっていること。(前走、G2レースで馬券対象馬になっていれば、さらに良し。)
・3歳馬は、重賞を含む4勝以上馬か、クラシック連対馬か、東京1800m~2400mの重賞で勝ち鞍のある馬のみ。(ダービー2着馬は激熱!東京2400mの重賞連対馬も)
・牝馬は、G1馬かつ、G1で、3連対以上してる馬じゃなきゃ、古馬牡馬混合で「2000m以上」のG2勝ちのある馬のみ。
・血統的には、父サンデー系が強い。母父トニービン、ノーザンテーストは要チェック。(キタサンブラック産駒、ドゥラメンテ産駒、ロードカナロア産駒は今後、ディープの後継者になるかも)ただ、案外、母父サンデーは馬券になっていない。近年は、マイル志向が強い(マイルG1で馬券になっているような)馬で、ロベルト系の血を持った馬が向いている。
・東京2000mは外枠不利。特に先行馬は致命的。(フルゲート7,8枠はほぼアウト。馬番なら13番まで。14番より外はG1馬でも2000m以上の勝ちがあっても抑えまで。) 圧倒的な人気でも印2つくらい落として考えるべき。そのくらい不利。
・6歳以上の馬は年内に重賞(G2クラスを含む)を2つくらい勝つか、馬券圏内を外していないくらいのレベルが無くては駄目。(晩成の可能性のある馬のみ)
・雨の場合、東京の馬場は、内から乾くんで、内が有利。で、先行有利。(ただし、雨が降っていている状態の重馬場は内は×)
・「やや重」以上の悪馬場になった時は、その日の芝のレースで馬券になっている血統の馬をチェック。同血統馬がいたら、データで残っている馬は買ってみる。
・東京1800m、2400mのG2勝ち馬(勿論、当該の2000mも)の好走馬、札幌2000m好走馬(3着以内)は買い。
・ここ数年、前走、1600m、1800、2000、2200m、東京2400mのレースからの馬しか馬券に絡んでいない。東京コースの高速化が原因か?!
・よって、ローテは、安田記念、毎日王冠、宝塚記念、札幌記念が優秀ってことに。3歳馬は日本ダービー。それ以外のレースはG1以外からの参戦は、このレース連対馬以外は、勝ち馬のみ。(オールカマー、京都大賞典も)
・ただノーザンファーム系(社台も含む)の馬は休み明けでも、走る傾向にあるので、(外厩で仕上げているので)あまりきにしなくてもいい。
・前走、着外から参戦してきた馬と、宝塚記念をステップにしてきた馬は、東京コースのG1で、馬券対象歴のある馬のみ。
・このレースは、「リピーターレース」。特に、「3,4歳」で馬券に絡んだ馬は、リピーターになる。
・オカルト的ではあるが、「人気のタスキリレー」が継続中。来年は、「1,4,7番人気」に注意!
これで、来年は、バッチリか!?
3連複は取りましたが3連単は外れでした。
3連複は取りましたが3連単は外れでした。
正確には、7,3、5馬券でしたが、3連複では7,5,3馬券ですね。
5が買えなかったです・・。