最初は、アール・ブリュット系?などとも思ったのですが、アーティストを息子に持つ熊本に住む家庭の主婦が家に残されていたキャンパスに絵を描き始め、それを見た息子さんがただならない作品の持つ魅力に描き続けることを推奨。
その後、大阪で息子家族と同居後一室をアトリエにして近所の公園、熊本の懐かしい風景など大量の作品をものにした、その企画展。
正式に絵画の勉強をした訳ではない、という点において、ルソーなんかと同じアール・ブリュット、素朴派の方、と言えると思います。
今回の個展の主、塔本シスコさん。お名前から出自が不明、は素直な感想。
会場に到着して知ったのは、熊本産の純日本人。お生まれになった際お父さんが行きたいと憧れていたサンフランシスコから取った名前なんだとか…
その後戦中をどうやってこの名前で、とも思ったのですが、ある意味突飛な発想での命名ですから敵性云々は言われなかったんでしょうか、その辺は展示内では語られていませんでした。
会場内ではこれらと作品名を1対1対応で紹介出来るようキャプションも撮ってきたのですが、枚数膨大につき省略…羅列、となりますが😅
会場の各コーナーにはシスコさんが作ったフィギュアも並べられ、いい味を出していました。
さて、常設エリアでは世田谷に所縁の深い画家、彫刻家2人展が開催され、
こちらもじっくり拝見、素晴らしい展示でした。