前回こちらを訪問時に当展の通常のA4版とは異なる2組のフライヤーをゲット。
ふむ、美男とな…
出典は与謝野晶子の鎌倉大仏を詠んだ句から来ています。
明治期の日本画で端正というと安田靫彦さんの頼朝とか思い浮かびますが、今回その出展あり。
何枚か彼をモチーフにした作品があることを今回知りました。
展示そのものは戦国期のお稚児さん、小姓辺りの男色💧から始まり、それが日本の文化であることを解き解し、
そこから江戸期若衆歌舞伎辺り→歌舞伎役者の浮世絵と展開。
上述含む明治期の日本画などから現代に展開、漫画や写真まで様々なメディアでの「美男」を追った企画。
好みがある😅ので現代のそれには個人的に?もありましたが💣、全般的に楽しく拝見しました。
今回は若手作家、と言っても結構人気の出ている方々、の作品に限って撮影可だったので、その私の好みにあった作品のご紹介✊️
先ずは展示会場冒頭で凄い掴みだった入江明日香さん「L'Alpha et L'Omega」。
入江さんは1980年生まれ。作風は先ずエッチングで作品を描き、それを刷った和紙でコラージュする、とありましたが、本作でそれはあまり感じられなかった、ってこれだけの大作ですからね…
私はその作品の精緻さ、美しさ、そして制作技術を読み取ろうと夢中で見入りましたが、
でも、サッとパスする方もいたのが面白いところ。
そして、漆喰ですかねえ、で立体感のあるレリーフ「風がきこえる」、吉田芙希子さん、1988年生まれ、の作品。実際にはアクリル樹脂だそうです。
次は何年か前、京橋だったかな、のギャラリーまで追っかけ?を行った金巻芳俊さん「空刻メメント・モリ」。
相変わらず頭上には被り物💦です。
そして最後にご紹介は井原信次さん(1987年生まれ)「Daily gate」。
モデルはいずれもご自身、不思議な空気感を醸し出していました。
さて、そんなこんなで楽しんだ今回の入場料は1,200円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計18,030円となりました。