一粒で何回か”蘊蓄”を傾けようとする本ブログ。
Vol1では唐辛子の旅について言及しましたが、それも含めた包括概念として表件があることを知りました。
英語では"The Columbian Exchange"と言います。
The Columbian Exchange was a dramatically widespread exchange of animals, plants, culture, human populations (including slaves), communicable diseases, and ideas between the Eastern and Western hemispheres (Old World and New World). It was one of the most significant events concerning ecology, agriculture, and culture in all of human history.
というのがWiki上の説明。
写真はバルセロナの港に建つコロンバスの記念塔上部のもの。西の彼方を指差しているシーン。
ということで、コロンバスが”アメリカ大陸発見”して以来行われた旧世界=東半球と新世界=西半球の間で起こった動植物から文化、流行病などの往来を指しています。
今回知ったのは:
- コロンバス(及びそれに続くスペイン人やポルトガル人など)がアメリカ大陸にもたらしたものの中で影響力が強かったのが”伝染病”。”旧大陸”で鍛えられた伝染病(コレラ、インフルエンザ、黄熱病など)は、コロンバス以降急速にアメリカ大陸に伝わり、1500~1650年の間に免疫を持たない新大陸の人口の50~90%が死んだ、と推定されています。
だから高々数隻の船で、銃を持っているとはいえスペイン人達が中南米各地を占領出来た背景、と言われているそうです。
- 旧大陸(含むアフリカ)から移った植物に、砂糖きび、コーヒー、オレンジ、バナナなどがあり、又動物では馬!、牛!、鶏!…などがあった
- 逆に梅毒は新大陸から。それが、あっという間に吉原まで到着した訳だ…
などです。
ふむ、凄いものです
富に向けられた人類の図り知れない欲望が、地球規模での交易を促進させた、と言っちゃったら簡単過ぎますかね?
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