第三次緊急事態宣言に入って、ご存知の通り大多数の美術館・博物館は臨時休館の措置を取り、
本ブログはご存知のように引退後の時間をそうした施設への訪問に心置きなく充てる、を中心ネタにしていますので、これは本当に痛い。
勿論、建物の造りによっては換気が充分に取れないのでやむ無し、というところは多いでしょうし、当方も地下のレストランなんてテイクアウトを買うことですら避けている状況ですから理解も出来るのですが、
こちらは元々フロアごとの移動も外階段、そこも含めて窓開け放しなどで鑑賞中も常に空気の流れを感じる構造。開館してくださってありがとうございます。
さて、最近のマイブームの一つは若手の方々の作品展に伺って、将来楽しみな方の発掘?を勝手にさせていただくこと。まあ、時間が出来て貴重だった週末をどの企画展訪問に充てるか、を考えなくて良くなったからですが…
今回の多摩美や武蔵美、藝大などオンキャンパスのイベントにも伺うようになっています。
今回は立派な作品と作家の紹介冊子(一部スキャン)もいただいてふむふむ、訪問時はもうお一方だけ、学生さんかなあ、がいらっしゃるだけのフロアで作品と対峙します。
今回の推しはねえ、林天駒さん、1990年中国生まれの方。
一瞬、山口晃さんの中国版とも思しき精細な作風に惹かれます。
「擬古ー西岳降霊図巻」という作品の一部。
そして、書、これは上記巻物のタイトルですな、とイメージの出ている日本画(油絵かも?)。
色んな芸風をお持ちなんですねえ…
もうお一方、上記添付のパンフレットでは花の絵推しでしたが、私的にはこれら風景画が素晴らしいと思った本城葵さん「その先にあるものへ」、他。
この他には小井風花さん「処刑台の上の座る荊冠を被った少女の悪夢は模倣者と偽善者が嘲笑っていた」
そして、丸山眞葉さん「→future」
最後は面白い桜の表現だった、平井聖月さん「燎原の」。
といったところに惹かれました。
もっとも上述の唯一の他訪問者の方は全く異なる画家の作品の写真を撮っていました、年齢も大きく異なりますし、恐らく感性も。まあそんなもんでしょう…
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