1970年代初頭、大ヒット漫画「同棲時代」によって一大センセーションを巻き起こし、時代の寵児となった漫画家・上村一夫(1940~1986)。
背筋が凍るほど美しい女たちの強い眼差し。それは、上村自身の眼でもある。人間の本性を容赦なくえぐり出し、今なお私たちを見つめ、問い続ける。
哀しい女の業、渦巻く情念の炎、静かな狂気に潜む、底知れぬ心の闇……!
あなたは、その強烈な視線に耐えることが、できるだろうか−?
月産400枚以上という驚異的なスピードで数々の傑作を世に送り出し、45歳で急逝してから30年−。甘美なる抒情、あふれ出す詩情、背徳のエロス……
徹底した上村美学を、約500点によって展覧する。
って、見たくなりますよね。
新しい建物ではありませんので、なんですが、今まで気が付きませんでした。
1階にはカフェもあるんですね
こちらは初訪、併設は「竹久夢二美術館」で、双方で入場料900円がお値段。
上記フライヤー、裏面がそちらの紹介です。
存じ上げませんでしたが、この美術館の創設者は高畠華宵さんのファンで著作権を譲り受けてここを開館したのだとか。
で、弥生美術館3階にはこの日も華宵さんの作品が並び、
まあ時代的に、でしょう、夢二さんの常設もある。
本題に戻すと、上村さんの作品を基本追っていく展示はなかなかに素晴らしかったです。
その最盛期はtokyoboy的には中~高校生の頃。
それでもコミック系の雑誌は読んでいましたから原体験として記憶に残っていますが、
でも未だお子ちゃま、本当の哀しみとか相矛盾する心理の葛藤、とかは分かっちゃいなかったな、と…
全館ひっくるめて楽しませて頂きました。
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