シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

富士山世界遺産登録に困惑?、の報に考える

2013-06-25 | ニュース

Hujisann 昨晩(6月24日)のクローズアップ現代だったかな、で無事富士山が今回は文化遺産として、しかも三保の松原も加わった形で登録が承認されたこと。

そして、それに伴い、ユネスコから今回の登録となった”信仰の対象である富士山”~自然遺産でなく~という観点から色々な要望が地元に提言され、それで関係者が当惑している、という内容の放送がありました。


門外漢から言わせて頂くなら、ユネスコの”主張”は当然だ、というものです。地元、関係者の悲願として登録が承認された訳ですから、その信仰の対象に対する”敬虔な敬意”が絶対に必要です


本ブログでは「富士/富士見/富士塚」というカテゴリーをかなり初期の頃から設け、江戸時代から東京のあちらこちらに刷り込まれた、連綿として続く江戸/東京での富士山・浅間信仰を見直して来ました。

信仰の対象として大変な存在だった訳であり、又、江戸という首都が形成されるに当たって、富士山はそのバックボーンとしてその在り方そのものに大きく組み込まれてきた


先ずは、富士登山は富士講の方々が営々と行ってきた形式の順守を徹底する。

上述の番組中に、元々信仰登山の方々は山中湖の水で清浄してから登山に就いた、だから山中湖はそうした存在として発動機を使った船舶の利用を禁止すべきだ、とユネスコはしている、という内容がありました。


良いじゃないですか


今後、もう登録されましたからそれこそ今年の山開きから富士登山を希望する修行者は、あの白装束に身を固め、山中湖で身を清めて、そこから歩き始める

五合目までバス、なんて、修行・信仰には無用であります

御殿場サイドでも浅間神社にお参りしてから、そこから登り始めれば良いのです。


観光、というのは後付けの話で、例えばスペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」巡教などが”世界標準”での”信仰の対象”であろうか、と思います。

長い時間、自分、そして信仰と向き合いつつ黙々とあの山肌を登っていく…

あるべき姿です。そこに”山ガール”介在の余地はありません


さあ、富士山関係者の方々、皆さんの望んでいた、在るべき富士山信仰のベースに立ち返って登山ツアーとかお土産物屋とか中止、閉鎖しましょう。

7月1日には未だ間に合います

富士五湖周遊観光船なんて破棄


1合目から「六根清浄」と唱えながら、伝統的衣装の方々で麓でお参りをした方のみが、登山路に入れば良いのです。

入山料、なんて仕切りで登山客を制限する必要なんて、ありません


そして、山小屋へ荷揚げをするトラクターの醜く富士山に刻まれた道路を復旧、清浄とした富士山を取り返しましょう

都内の富士見坂も、絶対に富士山を望むことが出来るよう、マンションなどの建設規制徹底をお願いします

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