シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

東京国立近代美術館「安田鞆彦展」 ぐるっと2016Part1Vol3

2016-04-30 | ぐるっとパス2016

待ちくたびれた、だっけ… ← 「待ちかねたぞ」、「いざ竹橋」でした^^;

私もそのフライヤーを入手して以来結構経って、の開催。

本展覧会はちょうど40年ぶりの開催となります。教科書や切手で見たあの有名作品から、初公開となる作品まで、100点を超える代表作を一堂に集める本展は、端正で香り高い靫彦芸術の魅力を再確認するまたとない機会となるでしょう。

そうなんですよねえ、ある意味端正過ぎて面白みに欠ける、という個人的感想を持っている方でもあるのですが、まあ訪問するは必定でありましょう。

 

での会場。

竹橋1階の企画展スペースを何時もの逆の動線で結んだ今回。

 ぞくぞく、約100点とHPにありましたが続く鞆彦作品。

途中に彼の言葉が引用されていて、あっさり綺麗に登場人物を描いている訳ではない、と感じる訳ですが、

それにしても、の作品数…

 

改めてHPを見ると期間中かなりの展示替えがあるようですから、そこは要チェックなんですが、

今回やっぱりこれ好きだよね、と思ったのは「風神・雷神図」。

やんちゃな男の子たち、というモチーフに近代の香りが感じられます。

そういえば、彼の仏教画ってライブ感ありますよね…

 

展示を見進め、終戦をこの年で迎えて、と少しあれっと思いつつ、

鞆彦さんは94歳までご存命だったと知ります。

実は院創始期の方々と一緒に勉強し、その後も、だったんですね…

**************

 

さて、それでは常設に足を運びましょう。

今回は企画展と連動して、安田さんと同時代、明治期の日本画家が多くフューチャリングされていました。

「春爛漫の日本画まつり」だそうな…

 

気になった作品から、最初が古径さん「極楽井」、

次が紫紅さん「時宗」、

最後が玉堂の重文「行く春」、何回目かの登場。

いずれも今回常設展のHP掲載の作品でした…^^;

 

次が初めて4階で拝見の靉光「眼のある風景」。

これまで何回もチャレンジしていますが、一番現物に近い色味で写真撮れたかな…

そして、今回初見の戦争画家お2人。

田村孝之助「佐野部隊長、還らざる大野挺身隊と決別す」

北連蔵「提督の最後」、ミッドウエイ海戦の際のエピソードの様です。

何れもかなりの迫力でありました。

 

最後は70年代だったか、の新宿を扱った写真特集。

2丁目辺りに肉薄、楽しかったですよ。

さて、今回の入場料は1,400円。これが200円割引となって、ぐるっとパス効果は計540円となりました。

く、苦戦…

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