人生を見返してみたときに、
同じように自分に起こる感情や問題があり
それを誤魔化し対面しなくて済むようにしてこなかったか?と言うこと。
自分自身で取り組まず、
手っ取り早く一時的にでも無難に見えなくできる方法を選んでこなかったか?
人はよっぽどのことがない限り変わらないし変えたいと思わない。
何か大きなショッキングな出来事が心の中に起きない限り
本当に心の底から自分を変えたいと思えないから出来ない。
もしも、「変わった」と思うなら、
それはだんだん社会での立ち居振る舞いが上手くなってきただけのことで
自分自身は何も変わっていない。
無難にやり過ごせてきたものは
いつかまた対面する感情であり、対面する問題だ。
その時にまた、代替え案を考えて使おうとしても
いつかまた同じ状況はやってくる。
歳を取れば取るほど、それらに向き合うことが厳しいものとなるし
代替えがきかなくなってくるかも知れない。
だいたい、人を巻き込んでいるものであれば
どちらにとっても問題を作り出していることになる。
それは無意識におこなっていることも多いのが厄介だ。
そして、いつも無難に誤魔化していきたい人ほど、
人を巻き込む力も強い。
それが強いからこそ、
ずっと自分の問題としてこなくて済んでいるのだろうけれど...
どこかで断ち切る必要は出てくる。
この人生なのかいつなのかは分からないけれど。
できれば、巻き込まれる側も気づき人の問題に利用されるのではなく
自分自身の感情や問題に気づいて取り組む必要がある。
それは強烈な葛藤もあると思うけれど
自分の感情や問題は自分でしか変えられないのだから...
短い人生の中で取り組めるものは取り組んでしまいたいものだけれど
取り組むべきものは普段は見えなかったり、見たくないものが多いから
チャンスがやってきた時、自分を誤魔化さず再びきたその強い感情に向き合い、
また、この問題はどこから発生しているかをしっかり受け止め
自分で流れを変えていきたいものだ。