薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

出雲の歴史に触れて

2016年05月06日 | 日記

ゴールデンウィークはお休みをもらって、夫の親のセカンドハウスがある鳥取県の東郷で過ごしました。

今までに何度も行ったことがあったのですが、今までには感じなかったことに気付くことがありました。

日本の都道府県のうち最も人口が少ない鳥取県。

交流人口を増やすため、観光に力を入れていることがよく分かります。

「名探偵コナン」の作者・青山さんはこの地の出身。

県内の観光地にはコナン君の銅像がいくつかあり、それを探すことで観光地巡りになるという仕掛けがありました。

その一つが道の駅。シャーロックホームズに扮したコナン君。

ここも何度も訪れたことがあったのに、全国第1号の道の駅だったなんて気付きませんでした。

大栄はスイカの産地として有名です。

滞在中に足を延ばして、夫の両親と出雲大社に。

数トンもある「しめ縄」。

平成20年から始まった60年に一度の「平成の大遷宮」は、今年3月にほぼ完了。

義父が木材会社に勤めていた頃、出雲大社に木材を納めたので、修理の仕方など説明してもらいガイド付きの見学になりました。

一度解体して使える所は残して、新しい材木を使って作り直す。

ちょっと色が違うのが新しい材木。

場所によっては新しい木材を古く見せる加工をするのだそうです。

これは神楽殿で、義父が勤めた会社が木材を納めました。

 
この階段は「継なしの一本の木」という注文で、宮大工や施工業者を連れて台湾に買い付けに行ったそうです。
 
神楽殿に納めた木材はトレーラー10台以上で運び込んだとか。
 
いろんなエピソードを義父から聞くことができました。
 
 
この後、古代出雲歴史博物館へ。
 
かつての出雲大社を再現したもの。こんなに高く作られていたんですね。
 
 
 
平安時代の本殿を再現。
 
 
 
出土品には驚くばかり。
 
弥生時代の銅鐸が、完全な形で発掘されています。
 
 
 
これは再現されたものですが、日本最多358本の銅剣は圧巻でした。
 
 
見学者が足を止め見入る展示の仕方が素晴らしい。
 
歴史は美学でもあり、見せる技術や語る技術がその魅力を倍増させるものではないでしょうか。
 
王賜銘鉄剣が出土された市原の誇れる歴史や文化を、もっと広めなきゃいけませんよね。