薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

成人式に思うこと

2020年01月12日 | 日記

今日は五井地区の成人式に出席させていただきました。
今年の新成人は2714人(男性1479人、女性1235人)。
私が出席した五井地区の会場を見渡しても、5年前に比べて人数が減ってきてますね。

昨年は、支援学級や特別支援学校に在籍していた子ども達が、成人式に出席できていないんじゃないかと気になったのですが、今年はまた違ったことが気になりました。

毎年、艶やかな振袖姿が楽しみに会場に向かうのですが、振袖の購入やレンタル、着付けの費用、美容院でのセット代など女子は相当な金額になりますよね。
はたまた、何年も前から予約しなければならないという話も聞きます。

知り合いの美容師に聞くと、予約が多かった時は朝4時から髪をセットしたこともあったそうで、女子にとってはまさに人生の一大イベントといったところでしょうか。
でも、ここまでしないといけないもんなんですかねー。

例えば男子のようにスーツを着るとか、結婚式に参列する時のようなドレスにするとか、もっといろんな服装があってもいいんじゃない?
そうでなければ、家庭の経済状況によって出席できないなんてことも起こるでしょうし、女性らしさを好まない場合も、振袖一色の会場に向かう気にならないかもしれません。

来賓席に着席するなりそんなことを考えていたら、今年の進行役を務める女子がスーツ姿であることに気づきました。
彼女がスーツを選んだ理由は分かりませんが、多様性の時代だ!と、彼女の勇気に拍手したくなりました。

個性を大切にして、皆が自分らしい姿で出席できる成人式であってほしいものです。