薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

アートミックス2020の説明会

2020年01月22日 | 障がい

息子が床ずれになって施設の通所もできず、私は思うように身動きがとれない日々が続いています。
昨日は3月20日から開催されるアートミックス2020について議会説明会があったため、息子を事務所において出席しました。

3年に一度の開催となるアートミックスは今回で3回目になります。
会期は3月20日~5月17日までの59日間、17の国と地域から約80組のアーティストが参加するそうです。
そして開催エリアが広がったのが今回の特徴でしょうか。

その一つが五井駅にある小湊鉄道の操車場です。
過疎化する南市原の活性化を目的として開催されてきましたが、これまで人口密度の高い北部の市民にとっては関心度が薄いという課題もあったので、アートミックスを市域全体で盛り上げようという試みなのでしょう。

多方面から公共交通を使って来る方にしてみれば、五井駅に降り立った時からアートミックスを感じることができますね。

これまでも廃校となった学校が会場として活用されてきましたが、今回は4年前に140年の歴史を閉じた平三小学校も新たな会場として加わりました。
こうして地域に愛された学校がイベントによって息吹が吹き込まれることは、地元住民にとっては願ってもないことだと思うのですが、エレベーターがない廃校舎に車椅子ユーザーは上がれず、障がい者への配慮はどこまで考慮されているのかが気になります。

決してエレベーターを付けてほしいというわけではないのですが、公金をつぎ込むイベントだからこそ、誰でも楽しめる配慮は必要です。
だって、今回のアートミックスを含めて、これまでにかかった費用は9億円以上になるんですから。