自転車整備書

　グランフォンド福井の『自転車整備書』の件ですが、イベントのホームページにトムスクラフトの文字はありません（ロードバイクメインのイベントですから当然です）が当店でも整備を受け付けます。
　点検内容が不明なので、料金などは現時点で決めることができません。分かり次第お知らせしたいと思います。


　前回の投稿でも触れましたが、『検車』や今回のような事前整備は、本当に必要だと思います。

　ＴＫＰさんからコメント頂いていたように昔のレースでは必ず『検車』というものがありました。

　だから、事前に整備をして『検車』を受けたものです。印象深く残っているのは、転倒等でブレーキレバーが折れたりしないよう力が加わると回転するようにしていたら、おもいっきり力を掛けられ、「動くからダメ」と言われたことですね。説明しても危険だからときつく締めなおされました。

　まあこの話は置いといて、『検車』というものには２通りあると思います。

　１つは、レースなどで優位になるような不正を起こさない為の『検車』
　最低重量やハンドルの形状。認められていないパーツの利用などがこれにあたります。そしてこれらの検車は入賞した人たちに対してレース後厳密に行われる場合もあります。

　もう１つは、整備不良による事故を防ぐ『検車』
　今回の件はこちらに当たりますよね。
　各部のネジはきちんと締められているか。注油されているか。タイヤに亀裂は無いか。などなど。公認のヘルメットを使用しているかなどもイベントによってはありますね。

　グランフォンド福井では、この『検車』を『自転車整備書』として事前にショップで点検整備を受けなさいとしています。これは会場での待ち時間や検車の結果走ることができないトラブル防止にはとても良い手段ですね。

　ただし、点検整備を行ったお店の責任所在については気になる点もありますが。

　この責任所在ですが、私が思うに、このような点検はその時点でイベントに参加しても良い状態ということで、完走を保証するものではないという事を理解する必要があると思います。それを完走を保証するためには、消耗部品は全て交換したり、軽量パーツは一定期間以上使用しないなどとなりますから、これはこれで参加するほうも大変でしょ。

　最後に、今回の『自転車整備書』ですが、当店ではもちろんですがきちんと点検を行います。そして整備や部品交換が必要な場合は有償にて作業を行って完了とします。部品交換が必要でも在庫が無く間に合わない場合もありますので余裕をもって持ち込んでいただけるとありがたいです。