トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

麻糸ですくい縫い。

2014-11-01 12:24:56 | Boots
放送しているTVドラマを見て 「朝起きたら竹之内豊になってないかな~・・・・」 なんて思う
今日この頃です。(笑)

私は竹之内豊さんがモデルをしている頃から「カッコイイ人だな~」 とひそかに応援しています。


しかし、あのような容姿になっていたらブーツを作る仕事をしていないでしょうね。(笑)







という事で、前回紹介した麻糸を使い 『すくい縫い』 をします。




私が『ブーツを作ってるなー』と強く感じる作業は “吊り込み” “コバ&ヒールの形決め” と “すくい縫い”
です。


その中でもすくい縫いは黙々と進める作業でとても好きな作業です。




それではすくい縫いを紹介します。






まず、使う道具はこちらです。

『すくい針』 です。一目縫う毎にこのすくい針を刺します。

針先はこんな感じです。

刃先だけではなく、両サイドにも刃がついています。



ちなみに保管しておくときはこのようにしておきます。

ワインの栓に使われていたコルクです。

イギリスの職人さんがこのようにしているのを見てマネしました。(笑)




すくい縫いの縫い方は。

吊り込みで使った釘を抜きながら すくい針を中底の内側から刺し、アッパーを貫通してウェルトの溝に出します。


すくい針を刺し、穴が開いたらその穴に麻糸を通します。

麻糸の先には太い釣り糸が付いています。
麻糸を中底内側とウェルト側から通します。

内側と外側の二か所から通すのですくい針で開けた穴を目一杯使います。なので前回の記事のように麻糸の先を尖らせ
穴に通したときに引っ掛からないようにしておかないといけないんです。



通ったら糸を引き、絞めます。

麻糸は片足分でも4m以上あるので両手を広げて糸を引きます。

右手にはすくい針を持っているので近くに物や人がいると危険です。(笑)



この作業をシングルの場合、片足で45回ぐらい(25.0cmで)おこないます。




縫い終わった状態がこちらです。

つま先の部分がめくれ上がっていますが、これはウェルトの内周と外周の違いによってこのようになります。

ミッドソールを貼る前に整えるようにしているので、とりあえず縫い終わったときはこんな感じです。



トンリョウの場合、すくい縫いが終わると全体の作業の60%が終わったぐらいですね。



さあ、あと40%!!

残りの作業も急ピッチで、かつ慎重に進めていきます!!














トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥113,400)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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