トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

バタバタ作業を進めます。

2014-11-11 19:17:23 | Boots
オーダーをいただいたブーツ達の納期が迫り(汗)バタバタ作業を進めています。


前回の記事で中物を入れたので、その後ミッドソールを貼り、アウトソールも貼りました。


アウトソールを貼り、コバを粗削りした後はいつものように浅草のだし縫い屋さんへだし縫いをかけてもらいに
行きました。

だし縫い屋さんに行くとほぼ毎回の事なんですが 「重いな~!」 と言われます。(笑)


トンリョウの編み上げブーツ以外は『ブーツラスト』と言われるプルオンタイプブーツ専用の木型を使っています。
その木型が重いんですね。(汗)




編み上げブーツの場合は編み上げブーツ以外にも短靴を作れるように木型が設計されているんですが
プルオンタイプのブーツの場合、編み上げブーツ用の木型を使うとアッパーが木型に付かない部分が増えてしまいます。

そのためプルオンタイプのブーツを作る場合はプルオンタイプ用の木型を使用しているんです。



話しが逸れましたが、だし縫いの終わったブーツ達です。

私のバンソンBORNライダース用のエンジニアブーツです。

ここまで終わると 「あともう少しだな~!」 とウキウキしながら作業をしています。(笑)





だし縫いが終わるとヒールの取り付けです。



ヒールも各ブーツに合わせて接地位置を確認し、それぞれのブーツに合わせて革を積み上げます。


革とトップリフトを貼った状態がこちら。

まだヒールを削っていないのでこのような状態です。


この状態からグラインダーでヒールを削ります。



荒目のペーパーで粗削りをして形を整え、目の細かいペーパーで断面をキレイにします。


グラインダーが終わるとこんな感じです。

今回はアール付きのヒールが多かったですね。

アール付きのヒールは私のセンスでアールを付けます。

ときどき雑誌でアール付きヒールのワークブーツを見ていて 「もっと色気を出せないもんかなー・・・・」なんて
思う事もあります。(笑)



私がアール付きのヒールを削るときは 『色気を出しつつ、色気が全面に出ないように!』 という考えでヒールの形状を
決めています。


まずブーツを見て 『カッコイイ!』 と感じて、その後 「おっ!ヒールもキレイ!!」 と見てもらえればな~
なんて考えてます。(笑)




グラインダーで削った後は確認しながら手でペーパーがけをします。


ヒールの革の目が潰れ、ツヤが出ている事を確認しながらの作業です。

ペーパーがけが終わると「色を塗るのがもったいない・・・・」なんて思います。(笑)



あとは細かな作業をした後、お客さまとの打ち合わせで決めたコバ色に染色し、中敷きを貼って完成です。



このブーツ達もそろそろ旅立ちのときです。




あともう少しガンバらなくちゃ!!

















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥113,400)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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