トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

カリモク?のベンチ

2012-12-19 21:29:59 | その他
 イヤー(汗)毎年、年末になると忙しくなるもんですねー。


私は工房の移転もあり、バタバタしてます・・・・・
(バタバタしている割に、はかどってないのが気になりますが)

今日は新しい工房に置く“お客様用のベンチ”を紹介します。




こちらです。

中古のベンチですが“カリモク”らしいです。

大きさ的に二人掛けですね。


このベンチの脚が気に入ったんですがどうですかね?

何か「ドッシリ」した感じがしませんか?

私はとても「ドッシリ」した感じの人間ではないので「せめてベンチぐらいは。。。」と思い購入しました。


裏にはシールが貼ってあります。

カリモクの家具に詳しくないので本物なのか分かりません。

シールの貼り方も雑なんですよね(笑)
(位置も「そこ!?」っていう場所に貼ってません?)

まぁ、品物は良かったのであんまり気にしてないんですが。


肝心な座り心地は、カミさん曰く 「冷たい」 ですって!(笑)
もっとこう“感触的”な答えがほしかったんですが・・・



これからたくさんの方に座ってもらえたら嬉しいです。




今年中には工房の整理を終わらせないと!





トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南3‐24‐12
電 話 : 04-7361-8810
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。

中物入れと本底貼り

2012-12-17 19:08:34 | Boots
 今回は作成中の編み上げブーツに中物を入れ、本底を貼ります。


中物とは中底と本底(トンリョウの場合はミッドソール)の間に入れる
厚さ調整のクッション材です。


こんな感じに入れます。

トンリョウではコルク板を使用しています。

コルク板を大き目に貼った後、ウェルトと同じ高さに削ります。


木型の底面は軽いアールがあるんですが、私の作る木型は若干アールを緩めにしてあります。
その理由は、踏み付け部の接地面を広くして踏ん張りが効くようにする為です。

バイクに乗っているとき、信号待ちなどで足を着いた際になるべく滑ったりしないようにしてあります。

これは、以前私が信号待ちに足を着いたとき、地面に砂利があり「オッとっと・・・」と立ちごけしそうに
なったがきっかけです。 イヤー、冷や汗がでました(笑)
(もちろん私の作ったブーツじゃないブーツを履いているときですよ)

なので、コルク板を削るときもなるべく底面のアールは緩くします。


その後はミッドソールを貼ります。

4.5mm厚の革です。

以前にも記事にしましたが、トンリョウではミッドソール1枚は標準で貼るようにしています。
私の作るようなブーツはある程度、底の厚みがあった方が見栄えが良いのと、底が柔らかいとバイクに乗っていて
疲れるからです。


大きい部分を切ります。

ウェルトと同じぐらいの大きさに切ります。

次に貼る本底の意匠(柄)をなるべく左右で揃えるためです。
トンリョウではお客様の足に合わせて木型を作る為、左右異なる大きさの木型になる場合がほとんどです。
なので、本底も左右で大きさが違う場合があります。
(目立たないように工夫をしていますが、それでも違っちゃう場合があります。)


最後に本底を貼ります。


本底を貼った後、切り回した状態です。


だいぶんブーツの形になってきましたね。





トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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木型の“捨て寸”について

2012-12-14 17:34:11 | Boots
 今回は木型についてチョット説明します。


木型とはブーツを作る上で、見た目・履き心地に大きく影響するものです。


“木型”といっても現在はプラスティック製なんですが、
昔は木(“みずめ桜”を使っていたと聞いた事があります)を使っていました。


なんでも靴を作るときにポンポンで叩く良い音が浅草のあちらこちらから聞こえていたそうです。

ただ、木だと湿度によって大きさが変わってしまうんです。

プラスティック製だと大きさが変わる事も、ひび割れする事もないので私もプラスティックの木型を
使っています。



木型は“足そのもの”の大きさではなく、足より大きくする箇所・足より小さくする箇所があります。

大きくする箇所は爪先ですね。

爪先は歩いている際に指が動くため長さ・高さ共に大きくします。

靴のサイズが25.0cmの場合、木型は15~40mmぐらい長くなります。
この15~40mmを“捨て寸”といいます。
(正確にいうと靴下の厚み分もあるんですが。)

デザインによって捨て寸の長さは変わります。
女性が履く尖がった爪先の靴は捨て寸が長く設定されているものが多いですね。
逆にスニーカーは捨て寸が短いものがほとんどです。


トンリョウではほとんどの木型の捨て寸を約30mmにしてあります。


木型のサイズは25.0cmなんですが、長さが約280mmあるでしょ!?
ワークブーツにしてはチョット長めなんですが、オーダーで足に合ったブーツを作った場合
このぐらいの捨て寸が見た目にもちょうど良く見えるのでこの数値にしています。
(私が知り合いに聞いたところ、大き目のワークブーツを履いている方が多かったので)


上からだとこんな感じです。

以前の記事にも登場しましたが №TL05 の木型です。
木型だけだとピンとこないですかね。


ブーツにするとこんな感じです。

ご注文をいただいたブーツです。(作成中ですが・・・)
このお客様は足長260mmなんですがチョット足が細かったのでモデルラストよりボールガウスが細くなってます。
(バランスよく削ったのでほとんど分からないと思うんですが。)

木型に裏革・先芯・甲革・中底(底面)の厚みがプラスされるのでだいぶ違って見えますね。


オーダーで作る際に、足に合っているのはもちろんですが、見た目も良くなるように作っています。

私なりにですがパンツ(ズボンの事ですよ【笑】)と合わせた場合やバイクに乗ったときの見え方なんかも
考えてます。(テヘペロ)





トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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中底のドブ伏せ

2012-12-12 13:11:05 | Boots
 前回の記事ですくい縫いが終わったので、中底のドブを元通りにします。


ハンドソーンウェルト製法の靴は、すくい縫いをする中底の溝が必要になります。

中底の内側と外側に溝を掘るんですが、外側はウェルトが付くのでそのままでOKです。

内側はすくい縫いが終わったら、切り取った革を元通りに貼ります。



まずは中底に糊を塗ります。

リペアの事を考えて接着力の弱い糊を使います。



切り取った革にも糊を塗ります。

画像は3足分あります。

まとめて作業したほうが効率が良いですからね。



両方の糊が乾いたら接着します。

爪先を合わせてから全体を貼っていきます。

元通りといってもすくい縫いの糸があるので若干の隙間は開いちゃいますが・・・



貼り終ったらポンポンで叩いて完成です。

どうですか、だいたい元通りになったでしょ?

ちなみに中底の真ん中2ヶ所にある黒いシミのようなものは中底を仮止めするために
打っていた釘を抜いた跡です。




では、続きはまた今度!






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編み上げブーツのすくい縫い

2012-12-10 14:28:50 | Boots
 吊りこみまで終わっているブーツにすくい縫いをします。

以前にも記事にしたんですが、このすくい縫いを手で縫うので“ハンドソーンウェルト”に
なります。
“中底の加工・手作業のすくい縫い”をする事が“グッドイヤーウェルト製法”との大きな違いですね。



“すくい針が折れちゃった”ときの記事にも書きましたが、すくい縫いは集中して作業をします。
(「他の作業が集中していない」という訳ではありませんが・・・【笑】)


というのも、一針ずつ「すくい針を刺して糸を通して」の繰り返しなんですが、すくい針を一定の角度で刺さないと
均一に縫えないためウェルトが“ヨタッ”てしまいます。

せっかく手間をかけてウェルトを縫い付けても“製法の良さ”が無くては意味がありませんからね。


縫っているときはこんな感じです。

すくい用糸の長さは“二ひろ半”といって手を横にまっすぐ伸ばした長さ(ボクシングのリーチと同じ)を2回半分と
いう意味です。私のリーチは約170cmなので二ひろ半だと約425cmになります。それから糸先の加工をして
若干短くなっていても4メートルぐらいはあると思います。

結構長いでしょ?
もちろん余りますが、長さがピッタリだと縫いずらいものなんです。

すくい針で穴を開けているときや糸を締めているときなどは糸の先を口でくわえてます。

なので“おしゃべり”しながらできませんし、画像のように足の間にブーツを置き、長い糸をつかうので
「一服したいな~」と思ってもガマンして終わらせます。(笑)



でも、“吊り込み”と“すくい縫い”をしているときが特に楽しいですね!





トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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