トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

TongLiao製 プレーンブーツ

2012-12-07 15:20:30 | Boots
 イヤー、本格的に冬到来ですね!

バイクに乗るにも暖かい服装をしないと体が強張って肩や背中が“カチンコチン”になっちゃいますよね。


私は近々工房を移転する事もありバタバタしていて、あまり・・・
というか全然バイクに乗っていません。(トホホ)

せっかくブーツを履くのにちょうど良い季節なのに・・・



さぁ、気持ちを切り替えて!


今回はサンプル用として作成したプレーンブーツを紹介します。



これです。

デザインはほとんど“ペコスブーツ”と同じですね。
“PECOS”はレッドウィングが商標をとっているのでブーツ名として使えません。
なので“プレーンブーツ”にしました。 まぁ、既製品ではないので名前は必要ないんですが。(笑)


横からだとこんな感じです。

筒丈は11インチです。(このタイプだとチョットだけ長めですね。)



バックショットです。

レッドウィングのペコスブーツだと“足首~ふくらはぎ”にかけてステッチがかかっています。
そのステッチは補強用の芯を縫い付ける為にあるんですが、トンリョウ製のブーツは裏革が全体にあるため
補強ナシで作りました。(もちろん補強を入れる事もできますよ。)


ヒール部です。

アール付きのセミテーパードです。
いつも作っているブーツと違い踵まで“出し糸(アウトステッチ)”がかかっている“ダブル”という仕様です。


爪先はこんな感じです。

この木型は以前紹介した“キルティングブーツ”と同じです。
起毛素材を使うと若干柔らかい雰囲気になります。


今回チョットこだわったのがここ。

起毛素材だけだとさみしい気がしたので、履き口をブラウンの“玉出し”にして、プルストラップの裏側に同じ
ブラウンのステアを使いました。履くときに指を引っ掛けるので「なるべく汚れが目立たないようにしようかな」と。


本底&ヒールです。

色がブラウンなんですが、なんだか濃く映ってます。




最後にスペックです。


・ 製法
        ハンドソーンウェルト

・ 木型(ラスト)
        TL03

・ 甲革
        国産ベロア(ベージュ)1.8mm厚 
 

・ ライニング
        履き口/ステア(ブラウン)、全体/国産ステア(ナチュラル)


・ 先芯、月型
        ヌメ革(先芯:2.5mm厚、月型:4.0mm厚)

・ 中底
        ヌメ革(6.0mm厚)

・ミッドソール
        ヌメ革(4.5mm厚)

・ヒール
        ヌメ革積み上げ

・アウトソール、トップリフト
        USA製 vibram #700(ブラウン)


この仕様でご注文をいただいた場合の金額は

 木型代 : ¥20,000(税込¥21,000)※足に合わせて修正した状態です。

ブーツ代 : ¥115,000(税込¥120,750)
                          合計 ¥141,750- です。







トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南3‐24‐12
電 話 : 04-7361-8810
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。

すくい針が折れちゃった!

2012-12-05 15:46:32 | 道具
 先日、ブーツのすくい縫いをしていたらすくい針が折れちゃいました。(トホホ)


“すくい縫い”という作業は長い麻糸を使い「穴を開けては一針縫い」の繰り返しなので
集中したい作業です。

その途中で針が折れるとなんとなく集中力が途切れてしまいます。



という事で、気分転換に新しい針を研ぎたいと思います。




こんな感じで折れちゃいました。

縫い始めたときから「なんとなく縫いづらいなー。」と思っていたんですが、片足の2/3を縫ったところで
「パキンッ!!」とまぁ!!


そして新しい針を研ごうとしたんですが、針のカーブがイマイチな感じだったので先を折っちゃいます。

これで先を尖らせるようにして研ぎます。そうすると“まずまずのカーブ”になるでしょう。
(この方法はオーダー靴を作っている友人に聞きました。)

すくい針は手作りなのでカーブの付き方が一本ずつ違います。なので好きなカーブのものを選んで
購入します。
(この針も買うときは「大丈夫!」と思ってたんですが・・・)



そして研いだ状態がこちら

先が尖ってるでしょ!? これですくい縫いの作業を再開します。
先を尖らせるためにセコセコ研いだので“気分転換”というより“一段落”という気分ですが(笑)
途中になっているすくい縫いを進めます。






トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
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時 間 : 10:00~20:00
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編み上げブーツの吊り込み

2012-12-03 18:35:33 | Boots
 ご注文をいただいている編み上げブーツを吊り込みました。

吊り込みの説明は以前の記事を見てくださいね。


吊り込みの際、アッパーの甲革と裏革の間に“先芯、月型”を入れるんですが
トンリョウでは両方とも革を使っています。


革を水に浸けて柔らかくしてから使うんですが厚みがあるので潰す必要があります。

潰さないと先芯、月型が「ココに入ってます!」っていうぐらい目立ってしまうからです。


こんな感じになります。

どぅです、“ポッコリ”としていて先芯の入っているところが丸解りじゃないですか!?
(写真の靴は参考用のものです。編み上げブーツの写真を撮り忘れちゃったので・・・)


木型をいくら丁寧に作っても先芯が入ってラインが崩れるのは良くありません。


なので吊り込みが終わった後“ポンポン”でひたすら叩きます。
(吊り込む前にも馴染ませるために叩いておきます。)



ちなみに今回の編み上げブーツに使った先芯の革です。

約2.5mm厚でした。 この厚みが爪先だけに入るんですからラインが崩れるのも納得ですよね。
(月型用の革は4~4.5mmあります。)



それで、叩いた後はこんな感じになります。

スッキリしたでしょ? ここまで潰すのに叩いた回数は分かりませんが結構叩いてます。

月型の入っている踵廻りも同じように作業します。



これで“吊り込みが終わり”となります。

終わった後はこんなです。

もの作りはみんな同じだと思うんですが、作ろうとしているものの形になっていく過程がいいんですよね~。

ブーツ作りは平らな革を木型の形に成形して革を立体にします。


“吊り込み”は革→靴に変わる境目みたいな気がします。







トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
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