トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

クロムエクセル

2013-11-15 17:05:16 | 
今回は工房に在庫のある革を紹介します。


その革は 『HORWEEN』 のクロムエクセルです。


ブーツが好きな方は雑誌などで見た事がある革でしょうね。



以前から工房にあるんですが、なんとなく紹介していませんでした。
(何でだろう?)




革はこんな感じです。

カラーは『黒』です。

クロムエクセルは革にオイルをたっぷり含んでいる事もあり、他の革に比べて重いんです。



革の裏には。

社名のプリント?がされています。



革の厚みは。

2.3mm厚です。
私が使っている革としては標準の厚さですね。



革の肌目はこんな感じです。

左がクロムエクセル、右が国産のオイルレザーです。

カラーは同じ『黒』なんですが、肌目が違うのでだいぶん違って見えませんか?



私はどちらかというと、右のようなの表面があるものが好きです。


その理由は “経年変化” というか、ブーツの手入れをしたり、長く履き続けたときに革自体の表情が
変化していきます。


『革自体の変化』とブーツの『履き癖』といいますか、ブーツのシワやヘタリ感が出て
なんとも “イイ味” になるんですよね!



なので、工房にお越しいただいた方には実際に革を見ていただいています。

「百聞は一見にしかず」ですからね。(笑)



このクロムエクセルを使い、サンプルブーツを作る予定です。

どんなブーツを作ろうか、楽しみです。















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。

Tong Liaoのロゴ押し

2013-11-13 15:17:09 | Boots
寒くなってきましたね。


先週「チョット喉が痛いな~。」なんて思ってたらバッチリ風邪をひいちゃいました。(フゥ)


みなさんは風邪に気をつけてくださいね。


ちなみに「私の風邪は喉から」です。(笑)





という事で今日ブログを書いています。



作業の方は、作成中のアッパーにロゴを押しました。



私の作るブーツはどこかにロゴを押しています。
(お客さまと一緒に決めてます。)


今回作成しているブーツに押したのはベロ(タン)です。


ロゴを押す為に必要なものはこれらです。

Tong Liaoのネームが入った金版です。

そして金版を温めるために。

カセットコンロです。

あとは。



革の下に敷く鉄板と押す位置を決める為の型紙です。



それでは作業を進めます。



まずは金版を温めます。



温めたら試し押しです。

右がOKですね。


そうしたら、アッパー用の革に押します。

革の上に型紙を乗せて位置を決めます。



そこに温めた金版を押しつけます。





そうして出来上がったものがこちら。

中敷きにもロゴを押しているので一緒に押しました。




さぁ、ロゴも押したし製甲(ミシンがけ)を進めなくちゃ!!










トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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中底のくせ付け

2013-11-08 16:38:35 | Boots
オーダーをいただいたブーツの作業を進めています。



トンリョウでは中底に約6mm厚のベンズを使用しています。

私の作っているハンドソーンウェルテッドの場合だと溝を掘ったりする都合上、このぐらいの厚さが必要になります。


そして、この厚みが 『足馴染みが良くなり、吸湿性の向上』 に繋がっています。




では作業を進めます。




裁断した中底の革を水に浸けます。



どうして水に浸けるかというと “革を柔らかくする為” です。

ホームセンターなどにあるレザークラフト用の革と違い革自体が硬く、
厚さが6mmもあるのでそのままでは木型の底面に密着しないんですよ。



水に浸けたら、中まで水が浸み込むまで放置です。

浸けておくと革に含まれているシブなどが出てこんな色になります。

キレイな琥珀色です。



中まで浸み込んだら水から出してタオルで包みます。

タオルで包んでおく事によって表面だけの水分がとばないようにします。



そして、またしばらく放置です。(笑)




ちょうど良い頃合いを見てくせ付けをします。

革が 「しっとり」 した状態です。



以前はこの状態で木型に打ち付けていましたが、ひと手間加える事にしました。


何をするかというと。

『穴ぼこ』 という道具を使ってくせ付けします。

ただ木のブロックに半球型の穴が開いているものです。

おそらく『穴ぼこ』は正式名称ではないでしょう。(笑)



どうやって使うかというと。

こんな感じで穴を使い中底をポンポンで叩くとアールが付きます。


土踏まずはこうしてくせ付けします。

中底を裏返しにして、穴の端を使います。


木のブロックに穴が開いているだけの道具ですが、とても使いやすいんですよね~。

使っていて不思議でしょうがないです。(笑)



ある程度中底にくせが付いたら木型に仮止めします。

釘で三か所固定します。


釘で仮止めした状態がこちら。

まだ木型と中底に隙間が開いてます。



これをゴムバンドを使って。

ご覧のとおりピッタリです。




中底のくせ付けが終わったら乾くまでの間、放置です。

濡らしたり乾かしたりと時間のかかる作業ですが、中底も大切な部分です。

ブーツが完成してしまえば見えなくなってしまいますが足が直接触れる部分ですし、
ここで手を抜くと意図したブーツ作りができないだけではなく、作業の効率も悪くなります。





考えてみると私の作っているブーツ達は見えない部分にすごく手間がかかっている気が・・・・・













トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

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工房に吊るしてある道具

2013-11-05 16:54:37 | 道具
工房には吊るしている道具達があります。


吊るしている理由は 「ゴチャゴチャしないように。」 という簡単な理由なんですが、
あらためて見てみると面白い形をしているものが多い事に気が付きました。


これが吊るしてある道具達です。

「ブーツを作るときにこの写真のすべてを使っているか。」 というと、・・・・

そうではありません。


この道具達は紳士靴など革底の靴を作るときは使う道具が増えますが、私のようにワークブーツというか、
ゴムのアウトソールを使う靴には使わない道具が多くなります。

じゃあ、何故あるのかというと。
靴の専門学校に行っているときや、靴作りの勉強をしているときに揃えたものです。



この道具達の中で頻繁に使う道具といえば、まずはコレです。



『面取り』 用の道具です。

このときの 『面取り』 とはウェルトの角をカットする事です。

私は主に写真上の 『角面取り』 を使っています。


切れなくなったら研がなきゃいけないんですがキチンと研げば「スイスイス~~」と、気持ち良く切れます。





そしてもう一つはこちら。



これは 『コテ』 です。

コバを削った後、コバの目を潰したり、ロウを付けて磨くときに使っています。




残念な事に、こういった道具も徐々に作る職人さんが減ってきているそうです。



オーダー靴が見直されている最近、靴を作る職人さんは増えているように感じますが、
道具を作る職人さんは減っているのが現状だと思います。




靴を作る側の人間としては残念な事ですが、揃えた道具は大切に使っていきたいですね。














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ブーツのパターン(型紙)

2013-11-01 16:10:06 | Boots
 ここ何日か関東地方では良い天気が続いてます。

オートバイに乗るにはまだ良い気候といえるでしょうね。


といっても私はなんだかバタバタしていてあまりオートバイに乗ってません・・・・(悲)








工房の方では、オーダーをいただいたブーツのパターンを裁ってます。


今回オーダーをいただいたのは編み上げブーツです。
お客さまから参考になる写真などをお借りして進めています。

この写真のブーツを元に作成します。
(私の作るブーツはライニングを全面に使用するので若干仕立ては変わりますが、なるべく忠実に作ります。)


そして、実物のブーツもお借りしました。

このブーツは写真のブーツと違うので、写真では分からない箇所の為にお借りしたものです。


この2つを参考にパターンを裁ちます。

私がオーダーをいただいているブーツはデザインもお客さまと打ち合わせをさせていただき
お作りしています。



このように参考になるものを用意していただけるお客さまもいらっしゃれば、
まったくの手ぶらで工房にお越しいただき、サンプルブーツや雑誌などを見ながらデザインを決める
お客さまもいらっしゃいます。


なかには 「脱ぎ履きが楽なブーツが良いんだけど。」 というところからデザインを決めていく事も
ありました。

素材も工房にある革を見ていただき 「この革が本体で、この革がベルトで・・・」 などを実際に
種類の違う革を重ねながら決めていただく事が多いですね。







そしてパターンを裁ってから確認用のアッパーを作りました。



あくまで 『仮』 のものなので全体のバランスの確認をしている状態です。


この仮アッパーを見て修正を加えて完成した型紙がこちらです。

この型紙はアッパーの甲革(表革)だけです。

この後、ライニング用の型紙も作ります。




「気に入ったデザインのブーツが無い。」 とか 「気に入ったデザインがあるんだけどもう生産してない。」
など欲しいブーツが見当たらない方はぜひご相談ください。











トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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