EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

エディ・ジョブソンの来日公演パンフを見ながら

2013-12-05 08:37:41 | EL&Pにまつわる妄想
エディ・ジョブソンの
来日公演パンフを見ながら


ご縁のあるプログレファンから、
エディ・ジョブソンの来日公演パンフを頂戴する事ができました。

エディ・ジョブソンがEL&Pに関して語っているインタビューを、
私は目にした事がないのですが、

「U.K.」のファーストアルバムとかは、リアルタイムで購入していたので、
「3人U.K.」の初来日時のプログレファンの盛り上がりも、当時の雑誌等で見ており、
クラスメイトにジョン・ウェットン好きがおりまして、ライヴ盤を何度も借りて聞いたりしていましたし、
後年になって、そのライヴに関しては、懐かしさもあって、アナログ盤とCD盤を入手しました。
また、数年前に「UKZ」のCDも手に入れましたね。

それでも、エディ・ジョブソンに特に惹かれたりする事はないままでした。

特に嫌いなわけでもないのですが、惹かれるご縁がなかったというわけです。

で、
そのエディのパンフですが、
手にするまでは、もちろん、どんな内容であるかも解らなかったのですが、
比較的大きめのカラーパンフで、バイオグラフィーが記されていましたね。

これは、エディに関して詳しい人には、あたり前の内容なのかも知れませんが、
私にとっては、とても親切なバイオグラフィーで、とても良かったわけです。

書き手のエディへの愛がとことん感じられるバイオグラフィーでしたね。

これと同じようなキースに関するパンフレットが存在したとして、
それを読んで、書き手のキースへの愛を果たして感じる事ができるかというと、
それを感じとる自信がありません。

むしろ、

「あぁ、ファンであれば、誰もが知っている事を書いている」
と、斜め読みしてアッサリと終わる可能性が高い。

見たことのない写真が使用されていれば、
それだけで価値ありと思うのが関の山でしょう。

そう想定すると、
すでに私はEL&P関連事項に関して、客観的な眼差しを持っていないのが、
よくわかります。
(今さらいうまでもない事です。)

ついつい、そんな事を考えてしまう、
エディのバイオグラフィー文の出来の良さであり、
バイオグラフィーというよりは、
何か詩歌でも読んでいる気分になりました。

このバイオグラフィーが、折々の写真をつけながら語られ、
最後の頁には、参加しているアルバム群のジャケット写真が、
カラーで収録されているわけです。

プチ・エディ・ジョブソン辞典ですね。

エディは、プログレファンの間では有名ですが、
エディが参加したアルバムがプラチナアルバムになった事があっても、
「U.K.」も含めて、エディが中核メンバーだったバンドはそこまでは行っていないように思います。

そのため、
プログレミュージシャンとしての大成功実績には縁がないわけですが、
英国においては、CMソングやら何やらを数多く制作して、数々の受賞をしているようです。

意外とエディはそれが天命であって、プログレ音楽のミュージシャンが、
本業ではないかも知れませんよね。
(ご本人はそんな自覚はないでしょうし、ずっと、U.K.をやりたいようですから)

なので、
エディの名前だけは知っているプログレファンが読むには、
ちょうどよいパンフだったという事であります。

今年のカールやグレッグの来日時は、
国内独自のツアーパンフは存在していませんでしたが、
EL&Pのメンバーの次回の来日では、こんな感じの国内製のパンフを作成してくれたら、面白いと思いますね。

このブログでも取りあげた70年代の来日時のパンフは、
読み応えはあったにせよ、前座のフリーにまつわる情報も混在しており、
当時のバンドの勢いから派生して出来た頭脳改革リリース以前のパンフです。

それから長い年月を得た現在、
EL&P初心者にEL&Pの仕事ぶりが伝わるパンフレットを期待したいものです。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになれば幸いです。
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2013年12月5日 yaplog!
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