EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

PMの1:PMの紙ジャケットCDについて

2014-08-22 15:40:57 | Carl Palmer関連
PMの1:PMの
紙ジャケットCDについて



封入物は訳詞付カラーブックレット等、
充実しています


カール・パーマーのリーダーバンドであった「PM」。
そのデビュー時ぐらいのテレビ出演の模様が、
youtubeにあるのを知人が見つけて来まして、
数ヶ月前に見るチャンスに恵まれました。

演奏風景を見ると、メンバーの気合いが凄まじかったですね。

コンサートとは違って、テレビ番組での1曲だけの演奏でしたので、
余計に気合いが入っていたとも考えられます。

以前述べましたように、PMの最初にして最後のアルバムは、
アナログ国内盤がリリースされておりませんでしたので、
特にEL&Pマニアなファンは別として、普通に地方に住んでいるEL&Pファンには、
輸入アナログ盤を入手する事は難しかったと思います。

そのため、このアナログ盤がいかなるものかは、手に取ってみないと解らないわけです。

そんな中で、2007年に限定紙ジャケット仕様のCDがリリースされたわけですが、
なにしろ、国内アナログ盤が存在していないので、
この紙ジャケットの再現度に関しては、輸入盤を頼りにするしかないわけです。
(限定紙ジャケットCDは、このブログでは、2012年に取り上げています)

PMのファーストアルバムのタイトルは、
ジャケットから見ると、「1:PM」というのが、それにあたるのだと思います。
ただ、ユニバーサルの国内盤CDの帯等を見ると、「PM」としか綴っていないので、
アナログ国内盤が存在しなかった事や、バンドのアルバムが1枚しか存在しない事もあって、
CD化によって、邦題が「PM」になったとも言えます。

輸入アナログ盤のジャケットと限定紙ジャケットCDのジャケットは微妙に違うとほのめかした事がありましたが、
アナログ盤の方は、「1:PM」の赤い文字が、ややエンボス仕様になっておりまして、
赤の文字がジャケットの平面から少し盛り上がっているわけですね。

英アナログ盤ジャケット完全再現の表記はないので、
紙ジャケットである事に違いはないのですが、
「手抜き」と言えない事もないです。

ビクターエンタテイメントさんは、
EL&Pの「アナログ国内盤仕様の紙ジャケット」と「英国オリジナルアナログ盤仕様の紙ジャケット」の両方を、90年代から今日にかけてリリースしてきたわけですが、
ビクターエンタテイメントさんが、この1:PMを紙ジャケット化していたら、
赤の文字を盛り上げたものを作ったと思います。

例えて言えば、この1:PMの紙ジャケットは、
ELP四部作のELPマークをモッコリさせないで、
紙ジャケット仕様として発売したようなものです。

四部作が、もし、そうなった場合、
ファンであれば手を抜いている事がすぐに解るわけですが、
PMの場合、アナログ国内盤がリリースされなかった事を背景に、
アナログ輸入盤所持者しか知り得ない、
「手抜き」と思われても仕方のない紙ジャケットCDを制作してしまったわけです。

とはいえ、
見方を変えれば、
アナログ盤、CD盤を含めた上での、国内初紙ジャケットとも言えるわけでして、

「PM国内盤のジャケットのタイトル文字は特にモッコリはしていない」

という状態を作り出してしまった事になりますね。

そのうち、「英国オリジナルアナログ盤ジャケット完全再現紙ジャケットCD」が出るかも知れませんけど。

以上。

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