EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

エマーソン、レイク&パウエル 店頭演奏用カセット

2020-08-28 16:08:25 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン、レイク&パウエル 店頭演奏用カセット

ヤフオクでの取引は10年以上やっているのですが、
ここ数年で、初めて目撃する事になった品物です。



プラケースには、
「MADE IN JAPAN」と刻まれています

レコードの場合、
これまで、幾つか取り上げて来たように、

1.テスト盤(レーベル面に大雑把に手書き等でタイトルを記載、あるいは無記載。)

2.見本盤(レーベル面に見本盤の文字がある。海外だとNot For Sale等の記載がある。)

があるわけですが、
「見本盤」は、
レコードショップや業界関係者に配るために、
作られているようです。

CDの見本盤も取り上げていますが、
レコードの見本盤と扱いは同じかと思います。

それと、
確か、まだ、取り上げていませんが、
カセットテープの見本版も存在しておりまして、
幾つか所持をしています。

カセットテープの見本版は、
CDの見本盤と同じく、
販売用品と同じようなインデックスが付いています。

そのため、
この店頭演奏用カセットというのは、
カセットテープの見本版とは異なるものですね。

だからと言って、
レコードの「テスト盤」に相当するものでもないようです。

インデックスは、
とても薄いわら半紙のようなものに、
ガリ版印刷のような感じで印字されています。



ガリ版印刷ではないと思いますが、
印刷の具合がクッキリしていないのです。

用紙の裏側には何も記載されておりません。

折り返しのところに、
製品のラインナップが、
記載されているのですが、

「MC」が何を示しているのか、
調べてみてもよく解りませんでした。

マイクロカセットのアルバム製品ではないと思うので、
DJ用に制作しているアナログ盤に「MC」と付けているのかも知れないですし、
あるいは「MD」の誤植とも考えられますが、
「LP」と同じ番号になっていますね。

この時期は、
アナログ盤の需要が、
まだCD盤を凌駕していなかったと思いますが、
アルバムのカセットテープは、
カセットテープ派の需要はあったと思いますし、
レコードショップでは、
BGMにカセットテープを多く用いていたかのかも知れません。
そのような中で作られた、
「店頭演奏用カセット」という事なのでしょう。



カセット本体のシール部に、
Polydorのマークと文字
SAMPLEの文字もありますから、
ポリドールの品物であることは間違いないと思います

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。