EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

恐怖の頭脳改革 in Fanfare Box

2019-09-13 09:43:53 | 「FANFARE 1970-1997」関連事項
恐怖の頭脳改革 in Fanfare Box

Fanfare boxは、
「イン・ザ・ホット・シート」までのアルバムが、
全タイトル収納という事が、
ボックスの価値の1つになっている事は確かです。

全タイトル収納により、
EL&Pが生み出した音楽に関しては、
「EL&P音絵巻」のような役割を果たす事になったと思います。

反面、
全タイトルを収納する事に重きを置いて、
アナログ時代のジャケットの再現などには、
関心がなかったのでしょう。

ボックスとは別に、
個々のタイトルのアナログ盤も、「ELP・イン・コンサート」以外は、
先行して再発されていましたので、
「当時のジャケットを知りたければアナログ盤を購入すれば良い」
という観点もあったでしょうね。

これまで取り上げてきた、
ボックス内のダブルジャケットの1枚組のアルバムは、
ことごとくシングルジャケットに簡略化されているわけですが、
唯一の特殊ジャケットと言える、「恐怖の頭脳改革」も、
特殊さの片鱗を残すところなく、
ただのシングルジャケットに簡略化されました。


ジャケット表側


ジャケット裏側

メデューサの消失。

他のアルバムはともかくとして、
これだけは、観音開きを再現しても良かったのではないかと、
思いますね。

アルバム「恐怖の頭脳改革」に関しては、
ソニー時代に、ボックス扱いになっている、
スペシャル・エディションがリリースされ、
熱心なファンであれば普通に解るその不完全さに関して、
当ブログで指摘をしています。

BMGは、それを上回る恐怖の頭脳改革スペシャル・エディションを、
制作する気は、果たしてあるのでしょうか?

おそらく、その気は全くないでしょう。

このBMGというところも、
ソニーに準じて、簡略化が好きなところだなと捉えています。

今年はBMGから、
カラー・レコードボックスが出ましたが、
70年代のアルバムの単品のカラーレコードが、
1枚もリリースされていない状態で、
いきなりベストボックスを制作し、
カラーレコード4枚にしたわけですね。

何も制作しないよりは、
良かったと思います。

徹底的に調べているわけではありませんが、
他のプログレバンドは、
5大バンドでなくても、
アルバム1枚ごとに、
丁寧な付加価値をつけて、
再発売をしているように思えます。

EL&Pには、
それがないわけです。

もっとも、
中途半端なものを制作するよりは、
制作しない方がマシとも言えますが。

BMGが何年間の発売権を取得したかは、
解りませんが、
来年は来年で、
何かを発売してくれるとは思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (MaMoRu)
2019-09-24 09:09:48
おはようございます。このギーガーによるジャケットは大好きです!!!
プログレ名盤の復刻は続々となされていますが、ファン心理を満たすものを業界人はもっともっと考えなくてはいけないと思います。
とはいえ、僕も音楽ライターとしても活動している身なので、造形という技術と知識を上手にミクスチャーして、これぞ!というアイテムのリリースを開拓していきたいと思ってます。
しかし、プログレには良いジャケットデザインが多いですね!
完成はしてないのですが、マンティコアのディフォルメフィギュアの作りかけがあります(笑)
返信する
Unknown (torioden)
2019-09-24 10:09:38
>MaMoRu様

おはようございます。
ジャケットそのもののフィギュア化という事で、
市販されているものでは、
海外製のツェッペリンのファーストアルバムのジャケットを立体化したものを、
通販で購入した事があります。
国内で¥1000で売られていたのですが、そのお店は、その後、
ネット上から姿を消しました。
この感じで頭脳改革のジャケットもいずれはフィギュア化するのではないかと、
期待せずに待っているわけです。{ハッピー}

フィギュアに関しては、このブログでも当初の頃は、タルカスに関して、
妄想を綴ったりしていましたが、
マンティコアに関しては、思いつきませんでした。
ゲームに出てくると思われる簡素なマンティコアのフィギュアはネット上で、
見かけた事もありますが、ELP絡みのマンティコアのフィギュアに関しては、
想像もしておりませんでした。作りかけのディフォルメフィギュア、
いつかは完成するのでしょうね。楽しみです。
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