HEROES OF ART ROCK
日本グラモフォン制作・選曲によるオムニバスLPです。
ジャケット裏側下部に価格が記されているので、
店頭用販促盤ではなく、
帯付で発売されていたものかも知れません。
ジャケット表側
1969年の制作ですが、
ダブルジャケットの内側の解説を読むと、
クリームが解散してしまった記述がありますね。
このオムニバスLPが制作された頃は、
収録されているアーティストやバンドは、
新進気鋭の音楽として捉えられています。
ジミ・ヘンドリックス
クリーム
アーサー・ブラウン
ジュリー・ドスコールとザ・トリニティ
のそれぞれの楽曲が数曲ずつ収録されており、
アーサー・ブラウンは、
EL&Pが「リターン・オブ・ザ・マンティコア」を制作する際に演奏した、
「ファイアー」や、
カールがドラムを叩いている「不思議な出来事」も収録されています。
ジャケット裏側
当時の解説では、
多少の差はあるのかも知れないですが、
それぞれのバンドの音楽に関して、
同等の熱量で語られている感じがいたします。
時を経ると、
ジミ・ヘンドリックスや、
クリームは、
存在そのものが、
ロック史における完全なレジェンドになっていますが、
アーサー・ブラウンは、
ロックにおけるパフォーマーとしての先駆者ではあるにせよ、
ジミ・ヘンドリックスやクリームほどの、
ネームヴァリューは獲得できていないように映ります。
それは、現時点でのEL&Pにも言える事ですけどね。
ロック史で果たした役割は、
先駆的で比肩の対象がないかも知れないけれど、
圧倒的な人気と知名度が続いていかないわけです。
これは、あくまでも、
現時点で私が感じている事であって、
将来、どのようになっていくかは、
未知数だとは思います。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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