ピーター・ガンについて
EL&Pの「ピーター・ガン」を最初に耳にしたのは、
高校1年の時に購入したブートでした。
当時は、ブートが違法であるとか、
そういう事自体、全く知りませんでしたが、
音楽誌の広告のページで、
普通に通販で購入できるようになっていたので、
求めてみたわけです。
それは、EL&Pブートの中では、
かなり有名になっていると思われる、
「WORKS 1/2(二分の一)」というタイトルでした。
このブートが有名になった理由として、
音が良すぎるというのがあるかと思います。
それはそれとして、
「ピーター・ガン」という楽曲は、
それまでのスタジオ盤にも収録されておりませんでしたので、
音が始まった途端に新譜に触れたような喜びを覚えたモノです。
何かで、テレビドラマのテーマ曲という話を、
読んだ事があったのですが、
EL&Pがステージのオープニング楽曲として、
取り上げる理由については、
特に考えた事もありませんでした。
作曲者の「ヘンリー・マッシーニ」ぐらいは、
覚えていたと思いますが、
テレビドラマの「ピーター・ガン」に関しては、
特に探る事もないまま、過ごしていました。
米国では1958年から1961年の間に、
30分のエピソードが全114話放映されたとウィキにはあります。
日本でもTBS系で1961年に7ヶ月ほど放映されたようです。
その時の放映のものかどうかまでは解りかねますが、
先日、吹き替え版の「ピーター・ガン」の映像を入手し、
ようやく見る時間が取れました。
VHSパッケージ
写真はカラーですが、
映像はカラーではありませんでした
こういう内容のドラマは、
レトロファンにはたまらないモノでしょうね。
スパイ映画や探偵が出てくる映画の原点みたいなところも、
あるのだと思います。
普通に楽しむためにみると、
昨今の映画に慣れている人から見たら、
突っ込みどころが多くて、
ゆるくて退屈かも知れませんけどね。
パッケージの背部
インフェルノのVHSもそうですが、
とても価格が高かった頃の品物
それはそれとして、
EL&Pが取り上げた理由としては、
このテレビドラマのサウンドトラックが、
ビルボードの全米チャートで1位を獲得しているという事もあり、
テーマ曲に関しては、
海の向こうの人達は一度ぐらいは耳にした事があるのだと思われます。
それと主人公の探偵、
ピーター・ガンが「クール・ジャズ好き」という事のようですが、
私が見たエピソードの中でも、酒場でジャズに興じるシーンが出てきました。
そもそも、「クール・ジャズ」なんて言われても、
良く解らないのでさらに探るわけですが、
一般的には白人よりの傾向を持つジャズのジャンルとの事。
「クール・ジャズ」の発生の経緯とかウィキにはいろいろと書かれていますが、
それに関わる音楽に関しては聴かないまま時間が過ぎていきそうです。
EL&Pは様々なジャンルの音楽を吸収して奏でているわけですが、
テーマ曲とドラマ上の主人公のスタイルも重なって、
オープニング曲として演奏するに相応しいとなったのかも知れません。
テーマ曲はドラマのエンディングで使用されているだけで、
劇中では流れていませんでした。
以上。
EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。
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