EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

この写真集にキースの姿はみえない

2012-07-18 08:18:46 | EL&Pのメンバーがメジャーになり始めた前後の周辺資料
60's(シックスティーズ) 伝説のロック・アーティスト
リンダ・マッカートニー写真集
1992年出版



画像 輸入版の表紙、国内版の表紙とは異なるようです。
大きさはLPよりやや小さいだけなので、
アナログLP盤収納箇所が置き場にふさわしいかも。


この写真集はリンダ・マッカートニーの没後に販売されたものですね。
ウィキによると出版年は、1992年になっておりますので、
日本国内向けの写真集は1993年の11月に発刊されたという事なのでしょう。

前々から気になっていた写真集でしたが、
中古のものでも、数千円はしています。
今回、たまたま海外で出版された方の写真集を千円台で入手できたわけです。

気になっていた理由としては、
書籍の説明やレビューには登場しない
キース・エマーソンの姿がそこにあるのかという一点でした。

写真を写したと思われる60年代後半という時期、
それと被写体になったミュージシャン達を見ていると、
その近辺にキース・エマーソンは間違いなく存在していると思えたからですね。

大きく取り上げていなくても、
隅の方にでも、ちょっと載っているかなあと、甘い期待を抱きました。

頁をめくりながら、キースの姿がないかを追っていくわけですが、
とうとう登場しませんでしたね。

ウイングスのアルバムの収録曲に参加したりして、
ポールと親交があるデイヴ・ギルモアの姿も、
この写真集に見あたらない事を考えると、
90年代には人気も影も薄れてきたキース・エマーソンを意図的に排除したわけではないと思われます。

ザ・ナイスがパット・アーノルドから独立したのが、1967年、
シングル「アメリカ」が全米チャート29位まで上昇したのが、1968年、
リンダがポールと結婚したのは、1969年ですから、
リンダが写真家として現役の時に、キースが被写体として追いかけるべきロック・アーティストであったかは、やや微妙な感じはあります。

とはいえ、
トット・ラングレンの若い時の写真も掲載されているので、
70年代に著名になる前からその瞳に才気を感じて撮影する機会があったのかも知れません。
(なかなかカワイイのよ。この写真が。)

トラフィックは1967年デビュー時にヒットを飛ばしたらしいですし、デイヴ・メイスンがウイングスの「あの娘におせっかい」でギターを弾いている事もありますから、
その関連で掲載された可能性もあると思います。
1967年の時点である程度メジャーなミュージシャンであれば、
リンダが撮影していた可能性はありますね。ザ・ナイスはやや微妙なところだったのかも知れません。


掲載ミュージシャン

ポール・マッカートニー、
ローリング・ストーンズ、
ドアーズ、
ザ・フー、
クリーム、
サイモン&ガーファンクル、
B・B・キング、
バッファロー・スプリングフィールド、
トッド・ラングレン、
アニマルズ、
ヤング・ラスカルズ、
ママス&パパス、
ジャクソン・ブラウン、
ブルー・チアー、
バーズ、
ジミ・ヘンドリックス、
ボブ・ディラン、
フランク・ザッパ、
ヤードバーズ、
ブルームフィールド/クイックシルヴァー、
オーティス・レディング、
ティム・バックリー、
アーロ・ガスリー、
ジュディ・コリンズ、
ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー(ジャニス・ジョプリン)、
カントリー・ジョー&フィッシュ、
アソシエイション、
ヤングブラッズ、
ニコ、
ビーチ・ボーイズ、
レイ・チャールズ、
グレイトフル・デッド、
ジェファーソン・エアプレイン、
アレサ・フランクリン、
デヴィッド・クロスビー、
タイニー・ティム、
キンクス、
トラフィック、
ホリーズ、
ミッキー・モスト、
ビートルズ、
クロスビー・スティルス&ナッシュ、
マイケル・J・ポラード、
ツイギー

私が名前すらも知らないミュージシャンも登場しています。

また、近年、若い頃のマイケル・ジャクソンも写っている新たなリンダの写真集が出版されたとの事。

できれば、こちらの方も確認してみたいところです。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーが関係している品物のあれこれを思い出や独自の感想と共に綴っています。
マニアを満足させる内容にはなっておりませんが、EL&Pファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。
クイック応援よろしくネ。

2012年7月18日 yaplog!

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