久しぶりに会計の本。
正直、かなり、おもしろいし、分かりやすい。
日本経済新聞を中心に、特にIFRSの記事が多いが、
『社会の中の会計』を、理論的あるいは過去の会計観の視点
から眺めてみようというものであった。
特に、金融資本主義という言葉づかいが、グローバル経済を語る際に
使用されているが、
国際会計基準の影響によって、我が国の会計も、
実物経済と金融経済に対応して、貸借対照表の資産の分類が行われて
いる。正に、経済に対応する会計である。
あと、1970年代に時価会計の議論があった際の、
社会経済的背景を詳細に知りたいと思った。
1970年代に時価会計の話があって、30~40年後に
グローバルな会計ルールの荒波によって時価会計が要求されている、今日。
『金融経済が暴れすぎではないか』という疑問も起こるが、
わたしの日常生活レベルでいけば、松本大さんのブログと、
日本経済新聞ぐらいしか接点がない。(まあ、最近は、たまにCNN等もみているが)