藤本隆宏先生の「日本のものづくり哲学」
本社と現場にわけて、企業を
考えたことなかったな。
本社は、戦わずして儲かるポジショニング
を見つけること(ポーターの戦略論)で、
現場は、とにかく、儲かるかどうかわからなくても、
効率よく、質の良い製品を、「体育会系」のノリで
造り続けるのが重要。
確かに、頭でポジショニングを考えて
儲けるほうがスマート。
が、しかし、泥臭い「努力」は、誰でも出来ることでは
ないのも、経験からわかる。
ホンダの中国での戦略には、笑ってしまった。
どうせマネされるなら、マネが上手な現地企業と
組んで、低価格で製品造ろう、という発想がすごい。
ある企業が、ある国でうまれて成長していくと、
辿ってきた「経路」を、そう、やすやすと捨てられないというのは、深い。