春の気配
2010-02-15 | 季節
山形県鶴岡市青龍寺□□
Nikon D200 TAMRON 17-50□□
暖かくなったと思ったら また寒が戻ったり、寒さに身を固くしていると ホッと暖かくなって汗ばんだり・・・、春はまさに三寒四温の言葉通り、少しずつしか近づいて来てはくれません。
極寒のロシアでは、日脚が延びて空の明るさが増す頃に、屋根の雪が水滴となって落ちる最初の一滴の雫を「光の春」と呼び、小さな春の萌しに喜びを感じるのだそうです。
寒さが厳しいところほど、春の微かな気配を敏感に感じとろうとするのかも知れませんね。
ところで、「気配(けはい)」は「気配(きくばり)」とも読めます。
繊細で微かな最初の春の気配は、それを感じとろうとする気配りをする人にだけ頬笑んでくれるのかも知れません。
ちなみに、「頬笑み(微笑み)」には、春先の「蕾が開く」という意味があるそうです。