我が家の庭の蝋梅(ろうばい)も、つぼみを柔らかくして咲き始めました。蝋細工のような艶やかな光沢と透明感を持ち、微かにとても良い香りがします。この蝋梅、名前は「梅」となっていますが、実は梅の仲間ではないそうです。梅はバラ科サクラ属に分類されますが、蝋梅(ろうばい)はロウバイ科ロウバイ属に分類され、梅とはかなり遠くに分類されるようです。ちなみに、蝋梅の色によく似た花に黄梅がありますが、こちらも梅の仲間ではなくモクセイ科ソケイ(ジャスミン)属に分類されるとか。梅に黄色い花を咲かせる品種はないそうです。蝋梅の原産国は中国で、日本に渡来したのは意外と最近だそうです。とはいっても江戸時代末期頃だそうですので、今に生きる私たちからすれば、昔々・・・、ですけどね。(^^;蝋梅はまた、漢方薬としても利用されるようです。蕾を乾燥させて煎じたものを飲むと解熱や咳止めの効果があるそうです。ところが、花が終わった後の種子は毒になるんだそうです。種子を摂取すると30分ぐらいで痙攣が起きて、最悪呼吸困難で死に至るらしいです。気をつけましょう!!薬にも毒にもなるとはこのことか・・・、ちょっと違うか。(^^;)『 蝋梅や 雪うち透かす 枝のたけ』と芥川龍之介も歌に詠んだように、蝋梅は冬の季語となってます。「春を先駆けて咲く」のではなく、「冬の終わりを告げてくれる花」なのです。やがて、春を告げる花たちが咲き出す頃まで、蝋梅は 終わり行く冬 を歌って散るのです。
撮影DATANikon D750TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO VC
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山形では今蝋梅の先始めなんですね!
我が家の蝋梅は1月末に満開になり、そのあと香りを失いますが、ひと月ぐらい花の姿を保ちます。
今は、満開に近づく白梅の隣で、たくさんの花がやや色あせています。
花が見えなくなると、すっかり春です♪
コメントいただけてうれしいです。ありがとうございます。
山形の蝋梅、そうなんです、例年だいたい今頃からやっと咲き始めますね。
まだ市内でも残雪があるんですが、そんなときに咲いてくれるのでとても勇気づけられる花です。
この後、何度か雪がぶり返して、3月になると梅が咲き始めて、早春の花たちが次々と開花する頃
人知れず蝋梅の花は無くなってしまいます。
偏西風が止んで雪が降らなくなり、東風が暖かい春を連れてくると、草花たちが待っていました
とばかりに一斉に咲き始めます。
東北の短い春は、梅も桃も桜も一気に咲くので見事ですよ。(^^)♪
PS:ホッケの開き、とってもおいしそうでしたね。私も大好きです。(^^)/