風の記憶

the answer is blowin' in the wind

大雪の頃~庄内の暦風景_21

2015-12-07 | 二十四節気

鶴岡公園

 

 

本格的な冬が到来する頃です。
山の峰々はすっかり雪をかぶり、動物たちも冬ごもりを始めます。平地にも雪が降り、
人々は年末に向け何かとあわただしい時期でもあります。
ところで12月『師走』は「師」が「走る」ほど忙しい月、と言われていますが、この「師」が
誰なのかは実は諸説あるそうなのです。
現代で一般的なのは「学校の先生」と言うことですが、そもそも古には「学校の先生」と
明確な人はいなかったことから、「師」とは「御師」(=伊勢神宮を案内する人)であると
言う説、また、「師」とは「お坊さん」(年末に家々に出向いてお経を上げる)と言う説・・・。
でもまあとにかく、日頃落ち着いている偉い人でもこの頃は忙しく走り回る、と言うことは
確かなようです。

さて、庄内でもこの頃は雪が舞う頃になりますが、庄内地方はそもそも積雪は多くない
地方で、この頃降る雪は根雪にはならない方が多いのです。
ただし、希にこの頃ドッカリと降ってしまい、そのまま根雪になってしまう年もあるのです
が、そんな年はさすがに大慌てです。例年雪の少ない地方に早めに積もってしまうと、
ただでさえ忙しい時期なのに「師」でなくても何だかみんなが走っているように感じて、
いつもの年よりも慌ただしい気になってしまいます。
今年は今のところ全く雪が降りません。暖冬でしょうか?
でも、安心は出来ません。いつの年だったか?1月までほとんど積もらずに、このまま
今年は雪が無いのか?と思っていたら、2月の立春過ぎに大寒波が来て大雪が3月後半
まで残った年もありましたので・・・。
とにかく、冬は油断大敵です。

 


「 大雪 」 七十二候
 第六一候 ~ 閉塞成冬(へいそくしてふゆとなる)天地の気が塞がって冬となる頃[12月7~11日頃]
 第六二候 ~ 熊蟄穴(くまあなにこもる)熊が冬眠のために穴に隠れる頃[12月12~16日頃]
 第六三候 ~ 鮭魚群(けつぎょ(さけのうお)むらがる)鮭が群がり川を上る頃[12月17~21日頃]

 





鶴岡公園
この年は積雪していた年でした。庄内では積雪と言ってもこのぐらいです。















酒田港から望遠で眺める月山




酒田市中心部を流れる新井田川の夕暮れ風景
この年は雪が全くありませんでした。今年もこんな感じです。















遊佐町吹浦港
この時期にしては珍しく穏やかな夕暮れです。




雪が無いと油断していると、急にドッカリ降ってビックリするのもこの時期です。





撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8

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