山形県鶴岡市由良
先日快晴の日の夕方に、きれいな夕焼けを見ることができる予感を感じ、鶴岡市の由良海岸に出かけてみました。
由良海岸は庄内浜の一つで、“日本の渚100選”と“日本の水浴場55選”それに“日本の夕陽100選”に選ばれているとてもきれいな海岸です。
美しく弧を描く海岸線から、白山島と呼ばれる島に赤い橋が架かるロケーションが素晴らしく、“東北の江ノ島”と呼ばれています。
この由良地区は、地元では温泉地としても知られているのですが、北側に日本海屈指のリゾート温泉地“湯野浜温泉”、南側に開湯1000年という歴史ある温泉地“あつみ温泉”があり、その狭間でなかなか名が知られるまでには至っていないようです。
でもその分、静かで落ち着きがありとても良い温泉地だと思います。
それに、歴史といえばこの地区はどの地区にも引けをとらないと思うのは、この地区に語り継がれている、八乙女浦の“八乙女伝説”です。
今から1400年以上も前、当時の天皇の崇峻天皇が、家来の蘇我馬子に暗殺されてしまったとき、その皇子だった蜂子皇子(はちこのおうじ)が難を逃れるため、京都の由良(ゆら)という浜から舟で北へと逃げ、その北へ向かう途中に、荒波にそそり立つ絶壁の岩上で八人の美しい乙女たちが領布振り、笛を吹き、舞いながら蜂子皇子を導き迎え入れたのがこの地区、現在の八乙女浦だと言われているそうです。
この地区の名“由良”や“八乙女浦”の名の由来もこの伝説の名残りだといわれています。
そして、この八乙女浦に上陸した蜂子皇子は三本足の烏に導かれ、羽黒山へとたどり着き、羽黒山の頂上で霊力を感じ、羽黒山・月山を推古元年(西暦593年)に、また湯殿山を推古13年(同605年)に開山したのだそうです。
「日本三大修験山」として全国に知られる出羽三山の開祖である蜂子皇子、その始まりはここ由良地区からだったのです。
快晴の秋の陽も日本海に沈み、予想通りのきれいな夕焼けが由良海岸を包んでいました。
白山島にかかる橋を由良港方面から撮影
白山島を背にして八乙女浦方面
白山島と橋
“ホテル八乙女”さんを背に撮影
白山島と釣り人
撮影DATA
Nikon D300s
Tokina AT-X124PRO F4
TAMRON SP 17-50mm F2.8
Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6 VR
この言葉を忘れない 3.11語りつぎたい勇気と感動のつぶやき | |
世界中が胸を揺さぶられた日本人のふるまい。 私たちはかならず生きぬいて甦れる。 |
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徳間書店 |
美しい乙女たちの笛の音が聞こえてきそうな夕暮れですね。
本当に、しょうないの江ノ島ですね。
しょうなんの江ノ島よりも美しいです☆(*^。^*)
あぁ~
伊藤さんが撮った、しょうなんの江ノ島も見たいわ~~
あっ、ほんとだ、“しょうない”と“しょうなん”
一文字しか違いが無いですね。なるほど~♪
いえいえ、本物の湘南の江の島のほうがきれいでしょう。
いつも、月うさぎさんの写真を拝見して、きれいな渚だな~と憧れております。
それが証拠に、たくさんの名曲が残されていますよね。誰もが美しいと心躍らせる海だと思います。
ほんと、いつか撮ってみたいですね~、江の島。
(^^)/
あと、“ホテル八乙女”さんを背に撮影した一枚に写っているのは、月でしょうか?
いいですね。松の形状もいいなぁ。
あぁ、旅したいです。
砂浜と夕焼けだけだと、きれいな景勝地、ってことになりかねませんが、こうやって釣り人が一人いてくれると不思議と旅情が出てきますよね。
こればっかりはほんとタイミングですね。ラッキーでした。(^_^)v
>“ホテル八乙女”さんを背に撮影した一枚に写っているのは、月でしょうか?
そうです。きれいな三日月が出ていました。
このきれいな三日月を主題にして撮影を、とも考えたのですが、三脚を持っていなくて、ブレブレ写真の量産になってしまいそうでしたので諦めました。
ふうまさんだったら見事に撮影するのでしょうけどね~。(^^)/
やっぱり日本は美しい国ですね。勿論、伊藤さんの感性に依るところは大きいと思うのですが・・・。
こんな豊かな国は他には無いなぁと、外国をよく知りもしないのにしみじみ思ったりしています。
先日、NHKの番組だったと思いますが、日本の自然についてこれだけ自然環境に恵まれた地域は地球上でも希だそうです。
そんな自然と調和して生きてきた私たち日本人の心も大切にしたいと思いますね。
(^^)/