雪の色
2006-02-07 | 雪

フィルムの特性で、晴れた青空の日の雪陰は、空の青が映り込んだように青く写ります。
白い雪質を出そうとするなら、特殊なフィルターをレンズの前に付けて補正しますが、私はあまり補正はしません。
せっかく雪と青空が一緒に写っているのに、「雪は白いものだ」という固定観念に縛られるのは、とても窮屈だと思うのです。いろいろな偶然を楽しむ写真があっても良いのではないでしょうか。
雪国以外で暮らす人はそう思うかもしれませんね。
ひと冬、雪国で過ごして見てください。
きっと、わかります。
雪は白だけじゃないってこと・・・。
↓大好きなプロカメラマン若林さんの雪の写真集です。
若林浩樹さん - SNOW FILMS―心象雪景 -
web site niseko photo gallery

早朝だと思うのですが、空も雪の大地も青い写真を以前見たとき、うぁーきれい!って感動しました。
雪は白であって白じゃないんですねー。
青空の雪は本当に清潔感があってきれいですよね。
夕焼けだと、雪も茜色。
日中陽が射すと、雪は銀色。
そして、どんよりと曇ると、雪は灰色。
雪は自身が無色白なので、周りの色を映す鏡です。
実は、真っ白い雪はあまり見ることができないんですよね~。
伊藤さんはあまり補正は行わないんですか。
私は雪自体になれておりませんで
先日新潟に行ったときも、よく分からず撮って来ました。はあ。
雪はやはり共に暮らさないといけませんね。
毎日鳥海山のライブカメラを見ていますが
伊藤さんのおっしゃったとおり、全然山が写りません。がっかりしてます。
>補正は行わないんですか。
露出補正はしょっちゅうやりますが、色補正のフィルターは使いませんね。
PLはもちろん使いますが。
雪は難しいですね。本当の雪質を出すのは。
私もほとんど失敗です。
鳥海山のライブカメラ、冬季はほとんど無理でしょう。
全面のガラスに雪がこびりついていたり、融けると夜凍ってしまって歪な画像になっていたり・・・。
もっとも、肉眼でも滅多に見えません。雲の中ですので・・・。
はじめまして。
美しい写真の数々に思わず筆を取って(?????)しましました。
本当に美しい写真ばかりですね。
目から鱗の目の保養でした。
そうそう、雪の色の話ですが、私は幼い頃頻繁にスキーに行っておりました。
そのスキー場で、積み上げられた雪を眺めていると、外は確かに白いんですが中心部に行けばいくほどほんのりと青みがかって見えるんです。
それが子供心にとても綺麗だと思ったのと同時に、滅多に雪の降らない地域に住んでいる私の友人たちは皆これを知らないんだろうなぁと、ちょっと残念に思ったことがあります。
それを参考に学校の図工の時間で絵の具の白にちょっとだけ青を混ぜたんです。
そしたら普通の白よりも白い白ができました。
色って不思議だなと思った瞬間でした。
雪って、先入観無しによーく見ると様々な色がついているんですよね。
白い雪はむしろ少ないぐらいにね。
>白にちょっとだけ青
う~ん、そうかぁ。ありえますねぇ。
雪はそもそも水ですから、かえって本当の雪の色が出たんでしょうね。
興味深いお話、ありがとうございます。
今後とも是非よろしくお願いしま~す。