理の動き方

効率的な動き方

「理」（効率性）を極めること。
まずは、出来るだけ拮抗しない動き方に慣れること。

拮抗とは、左のベクトルの力を右のベクトルの力で、殺してしまうこと。
例えば、ハムストリングスに力を込めながら、大腿四頭筋にも力を込めて走っている状態。理論的に、全然速く走れないはず！
まさに、力んでいる状態。

タイミングよく、拮抗せず、軽やかにスムーズに、長時間、動き続ける感覚。
それが「理」の感覚。

その感覚を体に、覚えこませないと。
今回のレースでは、がむしゃらは不要。
意識するべきことは、その一点、理の意識だ。

向かい風に、逆らわず、溶け込むように進む感覚。
上り坂を、下るように軽ろやかに進む感覚。
向かってくる波の流れに、勝（まさ）ろうとせず、体の動き方にのみ集中する感覚。

その集中力と気力、冷静な判断が、本番には求められる。
去年の二の舞は踏まない。