星・宙・標石・之波太(しばた)

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全国星空継続観察

2013-01-12 23:15:00 | 
はじめに
皆さんの住んでいるところから、天の川は見えますか?
皆さんの住んでいるところから、何等級の星まで観察することができますか?
環境省では、全国の皆さんに、肉眼、双眼鏡や、カメラを使った身近な方法で、星の見え方を
調べてもらう全国星空継続観察を、毎年、夏と冬の2回行ってきました。
皆さんに調べてもらった結果から、大きな町では、空気の汚れや、街路灯やお店の看板などの
明かりで夜空全体が明るくなって、星が見えにくくなっていることがわかります。
皆さんも、以下の期間に行われる全国星空継続観察に参加して、星の見え方を調べ、星がよく
見えるようにするにはどうしたらよいか、考えてみましょう!
【環境省・全国星空継続観察より】

夏の観察:平成24年8月8日(水曜日)~8月21日(火曜日)

冬の観察:平成25年1月2日(水曜日)~1月15日(火曜日)
1.肉眼により、高度のことなる天の川の3部分(ペルセウス座付近、ふたご座付近、
 いっかくじゅう座付近)を観察する。
2.双眼鏡を用い、すばる(プレアデス星団)を観察する。

昭和64年から環境庁(現・環境省)主催の全国星空継続観察がスタートしました。
柴田町星を見る会では、平成元年から参加しています。

平成24年度冬期の観察を本日実施しました。


メンバー4名が参加しました。
双眼鏡(7×50)でプレアデス星団(スバル・昴)の観察です。
8.0等級の星まで見えました。
天の川は、ペルセウス座付近、ふたご座付近まで見えましたが、いっかくじゅう座付近は
見えませんでした。
冬期は、デジタル一眼レフカメラで星空の真上の撮影はありません。


環境省の全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)事業予算は、
事業仕分け(例の、蓮舫さん)の結果に基づき平成23年度より廃止となりました。

天文等関係者16名の、スターウォッチング・ネットワークへの参加の呼びかけ

環境省が呼びかけの中心になってきたとはいえ、スターウォッチング・ネットワーク
の実態は、多くの地方公共団体や関連の団体等の協力、多くの国民・こどもの参加を
得て実施されている、市民参加型の全国活動といえます。
 また、その活動は、光害の防止、大気の保全に係る普及啓発の重要な機会である
のみならず、自然を知り、環境に親しみ、広く環境保全意識の醸成を図る環境教育の
機会です。また、夜空の明るさなど科学的な知見の蓄積・活用を図る重要なものと
なっています。
 さらに、スターウォッチング・ネットワークは、国際的にもユニークな観測網であり、
蓄積された知見は世界的にも貴重な天文学上のデータとなっています。
 加えて、節電が社会的な課題になったことを背景に、過剰な照明の見直しの機運が高まる
など、スターウォッチング・ネットワークに対する関心も高まることが期待されます。
 このような状況を踏まえ、私たちは、この活動を全国的に継続し、より新しい科学的知見
や技術を取り入れるなどしながら発展させていくことが重要であると考え、多くの方々に
対し、スターウォッチング・ネットワークに主体的に参加していただくよう呼びかけます。