唐華文図鐔 (鐔の歴史)
唐華文図鐔 無銘埋忠
格狭間を意匠したものであろう、上下に古典的な文様の透かしを施し、地には唐草と唐華文を毛彫に表わしている。埋忠派の文様表現になる、大きな特徴の一つとも言い得る作である。この唐華を備えた唐草文も、古典的である。唐華とは、デザイン化された特定できない植物の花で、唐草と組み合わせて描かれることが多い。格狭間とは、足付きの台などの足間や、窓などに採られる建築意匠の一つ。真鍮地の色合いが何とも渋く、古色を積み重ねており、地に生じている自然味のある地文も美しい。76ミリ。
唐華文図鐔 無銘埋忠
格狭間を意匠したものであろう、上下に古典的な文様の透かしを施し、地には唐草と唐華文を毛彫に表わしている。埋忠派の文様表現になる、大きな特徴の一つとも言い得る作である。この唐華を備えた唐草文も、古典的である。唐華とは、デザイン化された特定できない植物の花で、唐草と組み合わせて描かれることが多い。格狭間とは、足付きの台などの足間や、窓などに採られる建築意匠の一つ。真鍮地の色合いが何とも渋く、古色を積み重ねており、地に生じている自然味のある地文も美しい。76ミリ。