この「くだまき」は「ひーさん」のテリトリーかもしれません。
実際、今回もお借りする写真、記事がございます。
ひーさんは、これらの事を震災前にまとめておられます。
震災後、それらの記事(例えば、田老の防潮堤の記事など→津波防災の町/田老町2010年07月12日 | 岩手県の散歩道)を改めて読む機会を作りました。
さり気に、ひーさんは、この震災があたかも近未来的に起こりうるような文章をお書きになられて . . . 本文を読む
「波」と「浪」には現在特別な使い分けは無いようです。
ですが、似て非なる部分も多少なりともあろうかと考えました。
「波」は「なみ」の総称。
「浪」は「さざなみ」の意が強いそうです。
「さんずい」が「けもの」になりますと「狼」。
「津波」は「津浪」の方がその恐ろしさが伝わるのかと思いました。
寺田寅彦は、論文、論説全て「津浪」と表記しております。
おそらく、深い意味はなく、学術的にも「津浪」が当時 . . . 本文を読む
以下、今村明恒の日記より。
大正十二年九月一〇日(月曜)
震災予防調査会の委員でもある寺田寅彦博士の意見に従って、この大地震後初めての震災予防調査会の委員会を十二日に開くことにした。
九月一三日(木曜)
午前中に、昨日の委員会で特別委員として選ばれた中村清二博士、寺田寅彦博士、佐野博士と地震学教室で集まって打ち合わせ、午後にもまた、打ち合わせの会合を開いた。
九月一七日(月曜)
これま . . . 本文を読む
本日の朝刊の一面「首都圏地震想定被害」
昨日、語りました「今村明恒」の言わんとしておるところを具現化したようなハザードマップでした。
今村は「地震は起こる。だが、被害を最小限度まで抑えることは可能」と言いたいがために、あのような論説を掲載させたのでした。
今朝の朝刊の中身です。
このくだまきでは、「地震の被害想定」を語るものではありません。
これは、寺田の言葉を借りながら、もう少し先に語ろうかと考 . . . 本文を読む
今村明恒の日記を最初にご紹介いたします。ですが、「くだまき」本編はこの日記の後に語っております。
日記は、参考として頂ければよろしいかと存じます。ですが、今村のこの記録は割愛すべきではないと判断し、特に1日部分は全文掲載といたしました。
携帯での御高覧でありますれば、かなり読みにくいと存じます。
ご容赦下さいませ。
先に、申し上げました通り、この日記の後の部分でも十分に酔漢の真意は伝わることかと考 . . . 本文を読む
「接点ふたりの科学者」
それぞれのくだまきに題をつけました。
当初は「ふたりの・・・」だけで、お伝えしようかと考えておりましたが、どうも表題をつけた方が自身の言葉が明確になるように感じました。
「行き当たりばったり・・」
「くだまき」故、ご容赦下さいませ。
酔漢 拝 . . . 本文を読む
理研、その敷地内には数棟の研究施設が立っております。
寺田研究室と仁科研究室は同じ棟にございました。
もっとも、サイクロトロンを作成した際は、仁科研究室は膨大な敷地に移動しております。
寺田研究室は、研究員が一人しかおりません。
中谷宇吉郎です。
生涯を雪の研究にささげた人物として知られております。
「先生、仁科研・・凄いですね。続々と全国から俊英が集まっているようですが・・」
「ここでは、大学 . . . 本文を読む
日記。
寺田寅彦。
大正十三年四月十八日。
朝学校へ大河内君が来て理化学研究所員にならぬかとさうだんがあった。
「そろそろ、君に家に来てもらいたいんだ」
「大河内君、僕はね大学だけでも大変なんだ・・」
「やはり、身体の事が気になるのかね?」
「それもあるけど・・」
「大学は大学の時間に合わせての生活だろ。うち(理研)は君の時間で何をやってもいいんだよ」
「・・・・・・・・」
「寺田研究室」通称 . . . 本文を読む
「接点 ふたりの科学者・・」
ふたりとは、「寺田寅彦」「仁科芳雄」のことです。
そして、もう一つ、この「くだまき」のカテゴリーが「東日本大震災」となっております。
しかも、今は「鈴木梅太郎」の話を語っております。
「どうして?」
そう思われる方が多いかと思います。
日本の地震学の祖は、東大理学部にございます。
「震災予防調査会」は、大森房吉が濃尾地震をきっかけに作っております。(明治25年。189 . . . 本文を読む
再び、「理研のふえるわかめちゃん」から。
その姉妹品。海草サラダに入っております赤い海草。「トサカ」という海草です。
「ちぎれたわかめ」ではないのでした。
よく釣りをしてますと、海草がひっかかってきますが、これによく混じっているのでした。
鶏の鶏冠に似ていることからついた名だと聞きました。
「理研」の名前はこの「理研ビタミン」をまず先に思い出しますが、「岡本理研ゴム」などなど、「理研」をルーツとし . . . 本文を読む