酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

宮城の器 こいつで一杯

2008-04-25 14:04:33 | スコッチウィスキーの話
お酒の話は一体何処までつづくのでしょうか。「このブログの本来の趣旨?(あったかや?)からはずれているのかなぁ」とは思うものの、なかなかやめられなくなりました酔漢でございます。
また、ここで酒のうんちくを。
かなり、アイラのお話をいたしましたが、よく「ごっちゃ」になりますのが「アイラモルト」と「アイランズモルト」です。
「アイラモルト」は、スコットランド本島から少しばかり離れております「アイラ島」内、8つの蒸留所(うち一箇所は閉鎖→「ポートエレン」今あるのはストックのみ、飲むなら今しかない!)のシングルモルトです。で「アイランズモルト」はスコットランドの北の方で、「アイラ島以外の島」で造られている「シングルモルトの総称」なのです。「スカイ島」「ジュラ島」「オークニー諸島」などの「シングルモルト」です。まさしく「Islands」なのです。
スコットランドの地図をみると、三陸海岸よろしく入り組んだ海岸線と島々の多さに気づきます。酔漢などは「さぞや魚がうまいであろう!」と考えてしまうのですが、ここの土地の人達はまったく興味がなさそうです。
さて、「アイランズシングルモルト」を少しだけご紹介いたしましょう。
45.8度と言えばストレートで味わいたくなるものです。この酒、舌にかなりきます。ですから「香りを楽しむ」なんて余裕を与えてくれません。このお酒をニートでいただくならば「チェイサーは多めに」と注文いたしましょう。
この酒「タリスカー」です。「何も、スコッチシングルモルトに黒胡椒ふりかけなくてもいいんでない!」と言った奴がおります。(こいつのこのセリフは許せるなぁ)この「タリスカー」は「スカイ島」にある唯一の蒸留所で造られています。
「SKY」ではなくて「SKYE」のスペルです。「なんでかなぁー」
この酒は「仕事でいらいらしたときに飲むと効きます」的な酒です。あのーー「ニートでトゥーフィンガーで一気飲み!」→「よいこは決してマネしないで下さい」
「かつて、バイキングがいた島」「世界で最も北にある蒸留所」
で有名なばかりではありません。「個性がない?中で個性がしっかり味に残っている」この酒を勧めた友人達が「これなら、安心して?飲める」とも「スコッチのあたらしい魅力を知った」と褒められます。(アノーですね。散々個性的な酒をさんざん飲ませた後に出します故。これがねらいの「あくだまん」)
「ハイランドパーク」です。北緯59度にあります「メインランド島」にあります。
「寝酒の一杯」に最適な酒です。女性でもいけるんでは。(「くどきの酒」については後程お教えいたします→あります!)
他には「アラン」→1995年に創業のあたらしい酒。酔漢「甘い」印象を持ちました
「アイル・オブ・ジェラ」→「特徴はなんだろう?」アイラファン諸氏には、「ものたりない」とうつるかなぁ。ボトルは華やかできれいだね。

いろんなお酒をご紹介いたしました。
初めての酒を試すのには、どちらかというと「ワイングラス」のような「チューリップ型」のグラスの方が味がよく分かります。香りが上の方に溜まって逃げないので、最初の香りを判断するのにうってつけです。
水割りでなければ、ショットグラス。やはり酔漢の父親は、全盛期(この酒飲みの話は凄い!)には、お気に入りの「オールドファッショングラス」にニートで晩酌。グラスの底に指を引っ掛ける個所がありまして、手の温度で氷が解けにくくなっている構造です。(このさりげないグラスがなかなかいいです。つかわしてけねぇんだおん)で、酔漢自身今何を使っておりますかと言いますと
「『切込焼』のオリジナルショットグラス」です。(この1個しかございません)
「切込焼」は仙台伊達藩の「お庭焼き」としても知られているところですが、今は宮崎町に残っておるだけでございます。
父親がこの焼き物のファンでした。ですから、実家にまいりますと、父があつられました器の数々が食卓に並びます。
いつぞや「何かほしいか?」と聞かれました。
酔漢「旨いウィスキーをロックで呑めるようなショットグラスのような器」と答えました。
「『切込焼』でショットグラスかや。おもせぇんでんぇか」と、父が乗ってくれました。
で、出来上がりましたのが「「切込焼ショットグラス」(グラスではないのですが・・・)です。
こいつ手にしっくり来ます。どちらかと言いますと手が大きい酔漢でございます。
少し大きめの器ですが、丁度手のひらがあたります個所がへこんでおりまして、そこには「切込焼独特の文様が施されております」
「俺も欲しいなやぁ」と親父。
「『三浦征史さんも初めて造った』って言ってたよ」と母親。
「やっぱすぃ『三浦征史』先生の作だっちゃ。味があっちゃ」と酔漢。

「宮崎町陶芸の里」へ家族で出かけました。二人の息子と家内も一緒です。バンガローに一泊。ちょうど「三浦征史」さんがお亡くなりになった年の夏でした。
ご自宅へお伺いいたしました。奥様が、装飾品などを造っておられました。
作業場から今にも「三浦征史先生」があのお髭とにこやかなお顔で、出てきそうな雰囲気です。

先だって、先にご紹介いたしました「ニッカシングルモルト『宮城峡』」を愛飲しております。
「宮城の器に宮城のシングルモルト」
このシングルモルトに愛情を注いだ数々の人達(ニッカのスタッフ)と、器に愛情を限りなく注がれた「三浦征史先生」とを思いながら、「旨い一杯」を飲んでいるのでした。
「今も昔もこの酒飲めば味はよし」
そうでしょ、「丹治先輩」、そして「ヒゲ親爺様」

追伸です
4月29日に更新いたしましたブログ「宮城の器 こいつで一杯 続き」にて、このブログで紹介いたしました三浦征史先生の器の写真を掲載いたしました。
よろしかったら是非ご覧下さい。 酔漢拝

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