吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

磁化水

2006-11-09 14:44:49 | Weblog
磁化水といえば昨今の健康ブームのなかで、時々マスコミが取り上げたり、訪問販売や口コミで、結構素人の健康オタクの注目のコンテンツである
さあ果たして健康に良いのでしょうか?
実は僕のところも時々設計図のこの商品 折り込むときもあるのだ
ポーラー という製品 カルシウムなど硬度の高い水や濃縮が予想される場合に 配管や熱交換器の中にスケールが溜まり
それが詰まるのを防止する目的である。主に古い給水管や冷温水管の延命装置としてである
これがまた結構高いのだ でもここ5年くらいで10件程度採用する勢いの いわゆる僕の隠し玉的商品
でもこの商品は施主からおほめの言葉を頂いたことが無い、でもクレームもない
実は設備の世界ではクレームがないことが ある種のステータスでもあるのだ
何故かと言うと日本の施主(=金持ち、商売人、時間が無い人)の共通点なのだがなにかまずいことが起きたら鬼の首をとったようにいうが、うまくいったときには全く感謝の気持ちは湧かずに当たり前と思うようなのだ
ありがとう を言えない心の狭い国民性 と今日うちに訪ねてきた人が言っていた
例えば4~5年前のこと、業務用の食洗器のノズルがしょっちゅう目詰まりして困っている というので(筑豊なので水質としてCaが多い)このポーラーを採用したところ 何も言ってこない 多分目詰まりは無くなったのと想定される
普通これって感謝しすぎるくらいのことなのに 聞いても担当者は もうそのことがあったことすら忘れている こんなものだふー
でここの製品 製品を売るときにメンテ費も同時に計上されていて それがよくまた現場で揉める 
でもこの考え方 メンテ費とイニシャルコストが同時にわかりやすいし 設計で今後 おおいに採用すべき ライフサイクルコストで比較 というテーマピッタリと思いませんか・・・・
コメント
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