吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

民生品を建築に

2006-12-08 10:11:17 | Weblog
日本の建築工事は何故コスト高なのか
原因はすでにいろいろ言われてはいると思うのだが

一つには大学の建築科での授業が画一的で大型の建築も小型も横並びであって
例えば科の分類が大型とか小型とか住宅とかの概念で分けるという発想はなく
コンクリートとか材料とかいわゆる縦割りの分類であることから発する いわゆる”品質を問題にする”といった感覚なのであろう
例えば 空調でいうと50年持たせないといけない建築と20年のものとでは おのずと全ての発想が変わらないといけないのに そういう発想の学問や また企業にもそこを明確にした製品の住み分けはできてない
そこで僕の最近の ”ノーハウ”(ノーハウなんて大げさで読者のかたには大変失礼とは思いますが) を公表しますと 
一例を挙げると 最近雨水を利用した中水道をよく取り入れていますが雨水は経験的にいうと 濾過はしなくとも荒ごみさえ除けば結構トラブルなく利用できるということが解ってきた でも貯留槽が何百tonにもなり 腐敗が懸念される 
そこで塩素が一番簡単なのだが 維持費やメンテも大変なので 紫外線の流水滅菌器を検討したのである 随分探し回ったが200万円は最低かかるのだしかもメンテ費もボッタクルに違いない
そこで僕はイムズの金魚屋さんに行った 見つけたのである 1ケ 3万円の水槽用の紫外線滅菌器 これは流量が40ℓ/minなので必要なら数を増やせばいい
メンテも簡単 だって素人の熱帯魚用ののだから・・・
こういう考え方で行くと 民生品や家庭用は建築や下水道と比べて劇的に安いことがあるのです
役所は受け入れないだろう
”何年もつのか?” 
僕は答えるだろう ”なんなら毎年更新してもいいんですよ”と
えっ  バカな そっちこそバカだ
何故なら毎年更新したとしてもお高い機器のメンテ費より安いのですぞ
その前に高い魚を生かすための機械なんです 信用できるでしょうもん?!
コメント
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