吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

作品選奨

2010-06-12 12:24:16 | Weblog
昨夜 末廣香さん宣子さん、桃李舎の構造家桝田洋子さんの作品で ”志井クリニック”
が全国版の ”日本建築学会作品選奨”に選ばれた ということでそれは 凄い という
ことで お祝いのパーティーがありました
なにが凄いか ピンときていなかったのだが この作品は 建築学会九州の作品賞を
昨年受賞していたのだが 今度は全国から2百数十件の中から10件だけ選ばれたということを聞いて 納得してしまった
しかもこれが意匠事務所のNKSだけで応募していたのではなく構造の桝田洋子さんもともに
受賞されたのである これは構造家の気持ちは同じ建築の影に隠れた存在として僕もよく気持が理解出来るのであるが 彼女の感激は想像にかたくないものがある 僕もなんだか嬉しくなってしまうのは不思議な感覚だ
その日多くの有名建築家や教授陣が集まるなか、大阪からわざわざ来られた桝田洋子さんと
じっくりお話することが出来た
そのなかで 彼女が言っていた言葉が同じ立場の僕の気持と全く同じ気持ちでNKSさんと付き合っておられるということが解ったのだ
”あっ 貴方もそうですか?””うんそうそう NKSのそのあたりが凄いよね”
”そうなんですよ 大変なんだけど 疲れないんですよ いつのまにか引き込まれてしうのよね”
なるほど そういえば僕もそうなのだった
夜の宴のなか大阪の女性構造家と博多の設備設計おやじはこうして妙にその受賞の喜びを分かち合うことが出来たののでした
二人の一致点はなんだったか ということですが
それは
まず 建築のぼーっとした全体像を見せられて なにか提案して!!と依頼される
1回目の提案をしま~す
そのときの議論、質問がハンパでない 根ほり歯ほり とくに香氏の質問の嵐
ようするにその根本となる理論を彼らが飲み込んでストーリーを作るための理論武装を行う過程である
それからが凄い 数日後 僕らの提案がよりバージョンアップされ完全に建築に融合された
形(文章)でメールが送られてくるのである
そのときの驚きを桝田さんは ”え~ やられた!!て思うんですよね そしたら負けたくないからもっと凄い提案を返したくなるんですよね”  と表現された
そうなんですね~  一回やられるんですね~
”え ここまで理解していたの二人とも” という驚きである
それが僕と桝田さんの共通点だったのだ
ま そんなこんなで6時半に始まった立食パーティは12時を過ぎていた
翌朝 腰が痛くなってる でも楽しい受賞式でした
3人さんほんとにおめでとうございました
コメント
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